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2016/10/02

夏目漱石の妻 ゴジラを倒した長谷川博己がゴジラみたいに暴れる

文豪・夏目漱石のユニークな夫婦生活を描くエンターテインメントだそうですが、神経症になた夏目漱石にダークサイドぷりが凄い。

怒鳴って喚く漱石がゴジラみたい。

第1話は普通。奧さんになった鏡子が朝寝坊で朝ご飯が作れないとか、同僚教師を居候させることになったが漱石は金をもらえないというのでなんとかもらおうとするとかそう言う話でしたが、二話目に漱石がロンドンに留学に行って神経症を患ってダークサイドに堕ちる。

日本から海外に出た留学生にはよくある話だったそうな。鏡子の父親は淋しいからそういう症状が出るのだから手紙を書いてやれという。

そんなお父さん内務省から追われることになる。それで石炭相場に手を出して大失敗。しかも今で言う闇金に手を出している。舘ひろしにこんなわびしい役が似合うとは。

正岡子規は脊椎カリエスを患っている。妹に辛く当たる。これを見せておいてからの漱石の暴走。

夏目漱石は監視されているとか統合失調症ぽい。プライドが高いとなるのかも。イギリス人相手には苦労するだろうと。しかも英語もなかなかできないし(イギリス人の母国語を学ぶことになんの意味があるんだ!)。それは統合失調症になるでしょうよ。

夏目漱石の英語の発音がゴジラの時と違ってイギリス英語ぽい。

監視されているという妄想に悩まされて家の中で暴れ回る姿は魔物。まさにゴジラ。五厘銭を置いた娘をロンドンの下宿の女将に頼まれてやったのかと本気で殴る。ゴジラを倒した長谷川博己が家の中でゴジラになってる。

他人に見下されていると思っている自分が、他人に監視されていて非難されているという精神的な苦痛になるのでしょうかね。これは厄介です。

今なら病院に入るでしょうけど、鏡子は家で世話してなんとか漱石は回復する。借金で困っている鏡子の実家の息子のために400円も用意する。看病の甲斐があったと。

それで我が輩は猫であると書く。精神のマイナスエネルギーが創作に向いて良かった。

ビューティフルマインドのジョン・ナッシュ教授も統合失調症になってしまった。ノーベル賞経済学賞を獲りました。

そういえば、MOZUでも長谷川博己は怪演でしたね。あれもよかったです。


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