ブラタモリ 第63回 別府 麗しの松田法子先生が登場。

近江アナがタモリ氏の傍らに咲くパンジー（黄色系が多いような）なら、松田法子先生は温泉街に咲く薔薇。コーヒーカップが似合います。

江戸時代は別府よりも豊後浜脇の方が格付けが上だった。

観光の目玉は地獄巡り。ガイドの永野さんのイチオシは鬼山地獄。満を持してワニがいるって紹介して驚かせようと思ったのに、タモリ氏にはまったく響かず（笑）。こういうのいいです。普通のバラエティなら嘘でも驚きます。ジャンプをして餌を食べるワニが見られるそうです。面白いのはそこでしょ！

解説に熱海の回にも登場した松田法子先生が登場（研究室サイト）。外なのにちゃんと熱海の時と同じくコーヒーカップ（ソーサーつき）を持って待っている（笑）。

松田先生、昭和13年に建てられた竹瓦温泉（昔は竹の瓦で屋根を葺いていた）という共同浴場を紹介しつつスルー。紹介したのはL字に曲がった細長い石垣。港の防波堤の痕跡。

別府が日本屈指の一大温泉地として有名になるきっかけは、明治4年に大型船が停泊できる近代的な港ができたこと。そして明治6年には大阪との定期航路が開設され、関西方面から観光客が大量に来るようになる。温泉街として別府村の発展が始まり、明治39年には浜脇村と合併。浜脇と立場が逆転した。

港の周りには指宿温泉みたいな砂蒸し風呂があった。真似してみたときに松田先生が寝転ばずに左脚を折り曲げてる姿がグラビアみたい。可憐です。砂風呂に咲く宝塚歌劇団。

明治時代の砂風呂の写真、女性のパイオツが出てますね。明治におけるパイオツの相対的な価値は低かったとタモリ氏。

不老泉っていう共同温泉から暗渠化された流川の痕跡を追う。その時、江戸時代にもあったことを示す地図には「不老ユ」って書いてました。「ユ」って訓読みだからカタカナなのか。

町を拡大するために碁盤の目状に道を整備し、流川（江戸時代は湯の川と呼んでいた）は暗渠化されて道になった。函館にも「湯の川」って温泉があるそうな。この流川沿いが温泉街として特に繁盛していたので、道路整備の際にここをメインストリートにしたのだとか。その名も流川通り。

港から真っ直ぐのびるメインストリートの先には遊園地（ラクテンチ）がある。近代都市の都市軸といえる街路の突き当たりに遊園地があるのが別府。

戦前から観光都市を目指していたので、少女歌劇団を設立、別府大仏（当時東洋一の高さ24m！）建立、そして別府遊園地（現ラクテンチ）を建設。質より量、伝統の少ない観光都市のこれでもかこれでもかの物量戦。嫌いじゃないです。

しかもこの遊園地、元々は金鉱山だった！最盛期には年間20kgの金を産出していたが、高熱の湯気が出てきて掘れなくなってしまう。その後、坑道は蒸し風呂としても使われたとか。

昭和10年（1935年）に大別府市が誕生して今の別府八湯が完成。東京ディズニーランドが江戸川区に併合されたみたいなもんでしょうか。

鉄輪（かんなわ）エリアは湯治のやめに長期宿泊できる貸間がある。有名なのは地獄蒸し。地獄蒸しという名前だけども、できたものは極楽の味。茄子を蒸すと茄子とは思えない甘みが引き出されるとか。

超絶 凄ワザ！「断熱ボックス対決 しゃく熱編」

防火塗料が燃えるという驚愕の事実を知った。この勝負を最後に家業を手伝うために溶接工を諦めることになった人がアルミとメッシュを5枚以上挟んだのに負けてしまった。ちょっと可哀想だった。しかし勝負は勝負。