機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2 第24話 (第49話) 「マクギリス・ファリド」 マクギリスの最高・最低の幕切れ
鉄血のオルフェンズはいままでのガンダムと全く違うエンディングになっています。そこが実にいい。非常にしっかりしたストーリー構成です。
ただ第49話は小学生向けではないでしょう。この最終回直前の夢と希望を小学生が理解するのは難しいでしょう。挫折を味わった中年とかが見て面白いと思えるのでは。その筆頭格がマクギリス・ファリド。
オルガを殺したのはやはりノブリスの手下でしたか。クーデリアが死んでいないことが大事だと思うのはどういう心変わりなのでしょう。フミタンはノブリスがクーデリアを殺そうとした銃弾を受けて死んだのに。
ノブリスがラスタルから武器を横流ししてもらう契約を取り付ける。
第1期の最後と第2期の決定的な違いは復讐のために死んでもいいから戦うことは堪えた。三日月がみんなを集めてくれって言うから、仇討ちを宣言するのかと思ったら、違いました。
前にオルガが言ってた。たどり着いた場所でバカ笑いしたいって。オルガはもういなくなった。けど俺の中にオルガの言葉が生きている。オルガの命令が生きてる。なら俺は全力でそれをやる。
俺の、オルガの命令の邪魔をする奴はどこのだれでも全力で潰す。どこの誰でもだ。なら死ぬまで生きて命令を果たせ。
三日月が団長になりました。
三日月とハッシュ、ダンテ、昭弘を中心としたMS部隊で脱出の時間稼ぎをすることにする。
片腕になったデルマは昭弘に一緒に戦わせてくれと頼む。
お前は出さないと昭弘。でも勘違いするな。俺たちはどこでも終わって構わないデブリじゃねえんだ。お前の仕事はこの先にある。お互い、団長命令を果たそうぜ。
ぐぐっときました。
鉄華団は殺戮マシーンを化してた第1期からずいぶんと人間として成長しました。鉄血ではスペースデブリの少年兵は文字どおり死ぬ気で戦うというのが一貫してました。だから1期では死んでも良いから仇討ちみたいな雰囲気になりましたが、最終回目前ではそうはらない。ゴミじゃなくで人間だから生き残るために逃げるし戦う。
こういう平和志向への転換を成長と受け入れられるのがヴィンランドサガとか読んでるからかも。初めてだと納得いかないかもしれません。
マンロディは最後までカッコいいですな。
ユージーンはMSに乗れるけど全然だめらしい。
その反対を行くのがマクギリス。絶体絶命の中、ラスタル・エリオンを討つべく生き残った部下を降ろして単騎特攻を決断する。トドが出ました。やはり生き残りますか。トドがいなくては鉄血のオルフェンズになりません。
王者とは孤独なものだ。そして孤独とは自由。見せてやるさ。自由を手に入れた私のすべてをねじ伏せる力を。
この状況だからこそ、私が望む世界が手に入るかも知れない。
ラスタル、見せてやろう。純粋な力のみが成立させる真実の世界を!!
アルミリアがボードウィンの家に戻らないと父親に言う。自分はマクギリスを許さないけど、マクギリス・ファリドの妻です。マクギリス・ファリドの罪は私の罪!だからマッキー、生きて戻って!
死亡フラグ120%。
グレイズ相手に無双するバエルいいぞ!
ギャラルホルンを追われた俺(私から変わってる)がアリアンロッド艦隊の司令を一人で葬る。その行為が世界を変える。生まれや所属など関係なく、己が力を研ぎ澄ますことでこの退屈な世界に嵐を起こすことができるのだ!
己の牙の使い方を知らずただうずくまるだけの獣たちが一斉に野に放たれる。そうなれば俺の勝ちだ!
そこに現れるガエリオ。キマリス・ヴィダールも強いぞ!
そしてハッシュがやられる(相討ち)。宇宙戦の設定のままで地上戦に調整してなかったのが仇となった。
俺は決めたんだ。ビルスの代わりになるって、あの人(三日月)に追いつくって。こんなこんなところで終われねえ!くそうやっぱかっけえな・・・
三日月さん、行ってください。ここは俺の持ち場です・・・いつか絶対追いつくんで、止まんないで先に
わかった。ここはお前に任す。頼んだぞハッシュ。俺は止まらないから。
泣けます。ハッシュがこんな感じで死ぬとは。
バエルとキマリス・ヴィダールの熱い肉弾戦。
俺がガエリオに負ける!?
負傷しながらもラスタルの座乗艦に入ったマクギリス、艦橋に向かおうとするが、その前にヴィダールのヘルメットを被ったガエリオがいた。互いに銃を撃つ。ガエリオのヘルメットに銃弾が命中。ヘルメットがなければ即死だったとシャアみたいなことを言わんばかり。
ガエリオがマクギリスに俺を見ろってずっと言ってたのは間違いではなかったのですね。
見えていながら、見えないフリをしていたと虫の息のマクギリス。お前たちを否定しなければ前へ進めなかった。お前たちといるとずっと抱いてきた想いが揺らいでいくようで、目をそらした。
アルミリアも幸せにすると約束したがな。
そんなもの偽りの幸せだ!
幸せに本物も偽物もあるのか。
そんなこともわからなのか!
なぜ泣く。ガエリオ、お前は・・・
言うな!お前が言おうとしていることが俺の想像どおりなら、言えば、俺は許してしまうかもしれない。カルタのためにアインのために・・・
マクギリス・ファリドが死んだ。
お前の死はこれからの歴史において大きな意味を持つだろうとラスタル。力に固執した人間の愚かな末路として。
ジュリエッタが「例の部隊」とともに火星に降下する。まさか阿頼耶識システム搭載型なのか。
マクギリス・ファリドが本当の意味での傀儡回しであり、鉄華団が逃げなければこうむったであろう結末を見せてくれました。
ただファーストガンダムの最終回のア・バオア・クー戦を見たときも連邦軍としては勝ってますが、ホワイトベースは負けまくりで放棄を強いられて、こんな感じでした。
そして次回、「脱出」
君は生き延びることができるか?
じゃなくて「彼らの居場所」
鉄血のオルフェンズは面白かった。ファースト以来の心底面白かったテレビシリーズ。OVAはほぼすべて面白いです。サンダーボルトも渋い大人ガンダム。
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