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2017/03/16

ブラタモリ 第65話 神戸 神戸のおかげで洋菓子が日本中に広まった

神戸はなぜハイカラなのか?横浜とかとは違う幕末の外国人の住み方にあり。

瓦せんべいは和菓子じゃないのか!

日本の和の文化と西洋の文化が融合してハイカラ(高い襟)になったとか。

いまでも洋風な木造屋敷(しかし屋根には火事よけのシャチホコが)、いわゆる異人館には外国人の人が住んでいる。

異人館のお宅を拝見。住んでいるのは森田さん。窓枠の意匠が洋風。二階は畳敷き。リフォームでそうしたそうな。ずっと前の東京の大正時代の邸宅を見学したときも、確か1階の応接間は洋風で、二階は和室にしてました。

神戸の北野天満宮は平清盛が建立したのですね。その脇にあるのが明治に建てられた「風見鶏の館」。そこを見ると江戸時代の神戸がわかるとか。昔は農業用の貯め池だった。池の水を抜いて建てたのか。北野天満宮までに至る道はあぜ道。周りは段々畑だった。外国人が農村に入って家を建てていった。横浜とかは外国人は居留地にしか住んでいなかったのに、神戸は居留地の他に日本人と外国人が住める雑居地が多数あった。

なぜ神戸は雑居地が多いのか。神戸の開港は京都の朝廷が近いこともあり、なかなか勅許が降りなかった。そうこうしているうちに幕末の動乱が始まって幕府による居留地の造成が遅れて雑居地が認められた。

地形的に神戸は北側が山地、東と西に川が流れているので、そこを自然の障壁にして雑居地を囲うことができた。

昔は兵庫という町があってその隣に神戸ができたのですね。その間には境界みたいなものが。それは段差。タモリ氏は河岸段丘と予想。スーパーの店名が湊川公園店ってなってますよ!しかし河岸段丘でなかった。タモリ氏の答えは天井川。何?

洪水が起こって湊川の川底が盛り上がる。人間がその周りに川よりも高い土手を築く、また洪水が起こって川底が盛り上がる。さらに土手が高くなる。こうして段差ができた。これが天井川。

明治になると庶民の外国人への警戒感が薄れて兵庫と神戸を仕切る堤防が邪魔になって明治38年に土手を貫く道を作った。土手を崩してできたのが新開地。ここが歓楽街になってハイカラ文化の中心になった。

映画評論家の淀川長治も新開地の生まれなのか!

さらに神戸には日本にケーキなどの洋菓子が広がるきっかけになったハイカラなお菓子がある。亀井堂総本店の瓦せんべい!これって江戸時代からあるんじゃないのか!

元の和菓子は紅梅焼という。超硬い。これにたっぷりと卵と砂糖を使ったのが瓦せんべい。名前は和風、原料は洋菓子。瓦せんべいが全国的に流行って大量の小麦粉が必要になる。兵庫港に製粉所ができる。これで小麦粉が神戸で大量に手に入るようになり、洋菓子店が神戸にたくさんできた。これが全国に進出、これで日本に洋菓子が根付いた。

北海道のお菓子屋さんの六花亭とか柳月は十勝の会社で、十勝は小豆の産地というのに似ています。

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