ブラタモリ 第66話 奄美大島 島津のプランテーションという黒糖地獄
奄美大島の土地は鉄分が多く、ソテツ(よみがえる鉄で蘇鉄)がよく育ったことで奄美は甘味の国になったと。地質の違いって大事。
奄美が島津に搾取されたという黒歴史は地元の人の意識はそうでしょうが、少々一方的ではないかと。
タモリ氏、開口一番、太平洋だという。太平洋は太平っていう割に波が荒い。
自然を生かした奄美の美。
奄美には亜熱帯の森がある、さらにマングローブとか生えてるのか!
土のスペシャリストの前田勇治さんが登場。
奄美大島の土地が赤い。赤黄色土は奄美のような降水量の多い亜熱帯特有の土壌なんだとか。ルイボスティーのパッケージに書いてあるアフリカの大地もけっこう赤い。これは鉄分が多いからというのが知ってましたが、奄美大島の土地も鉄分が多いとは。
自然を生かした奄美の美。
奄美には亜熱帯の森がある、さらにマングローブとか生えてるのか!
土のスペシャリストの前田勇治さんが登場。
奄美大島の土地が赤い。赤黄色土は奄美のような降水量の多い亜熱帯特有の土壌なんだとか。ルイボスティーのパッケージに書いてあるアフリカの大地もけっこう赤い。これは鉄分が多いからというのが知ってましたが、奄美大島の土地も鉄分が多いとは。
岩石に含まれるミネラル分が大量の雨によって流され、鉄とアルミだけが土に残ったそうな。その鉄分が酸素に触れて酸化した(錆びた)からだそうな。
この鉄分の多い土を生かして作るのが黒い大島紬。1反200万円!トーカ堂の出番でしょ。
奄美に自生しているテーチ木(車輪梅)を煎じて染料とする。ワインレッドですね。これに絹糸を漬けて揉み込む。なのに最後は黒くなる。テーチ木に含まれるタンニン酸を絹に染みこませて、泥田(どろた)に漬ける。泥に鉄分が混じっているので化学反応を起こして黒くなる。
お茶を飲むと鉄分の吸収が多少阻害されるようですよ。
テーチ木→泥田→水洗いを1週間繰り返すと完成。どえらい手間ですな!
でも赤く錆びた土ではタンニン結合を起こさない。しかし泥状だと水に守られて鉄分の酸化が防がれた。泥染めをずっと続けていると染めが弱くなる。そこで蘇鉄の葉を泥田に入れておく。ゆえに蘇鉄なのか!
奄美は山地ばかりで米作りに向いていない。そこで新田開発を行った。
ガイドのお姉さんがタモリ氏にお嫌いですかハブ?って聞き方が面白い。ウォーキングデッドでゾンビに慣れちゃった人たちみたいな。
さらにヒャンってちっちゃい可愛いヘビがいるですよって、コブラ科でハブより毒性が強いそうじゃないですか。ヘビに慣れてますね。
入り江に水田を設け、岩山を使って堤防を二重にして穴を開けて最初の堤防にかかる水圧を逃がす工夫をした。
しかし米作りには向いてないし、できる米は美味しくない。そこで登場するのがサトウキビ。栄養の少ない土地でもよく育つ。島津藩が1747年以降、サトウキビの栽培を強要され、黒糖で年貢を納めるようになったとか。水田や畑はすべてサトウキビ畑になった。
島津は江戸時代の日本で唯一、奄美大島という植民地を得てサトウキビのプランテーションを行ったわけですね。そりゃ近代化に突っ走りますわ。
黒糖の水飴って美味しそう。近江友里恵アナが水飴大好きってイメージ通り。私の宝と聞かれて、仲間ですって答える。やっぱり水飴が好きそう。
小学校の運動会の玉入れ競争に蘇鉄の実を使う。奄美あるある。小林さんちのメイドラゴンの運動会の回はよかったです(全体的に面白いですが)。
急傾斜を段々畑した。しかし奄美大島には段々を作るのに適したいい石がない。そこで蘇鉄を土留めに使った。頭良いな!だがそうして頑張って開拓した畑もサトウキビ畑に変えられた。この時代を奄美大島では
黒糖地獄。
というそうな。
奄美の人は畑にできない山で蘇鉄(6万本!)を育てて食べた、黒糖地獄を乗り越えたそうな。しかし蘇鉄の実とかはそのまま食べると毒があるので発酵させてたりして毒を抜いたとか。
可哀想な話ですが、実際、水田を作るよりも、砂糖を作ってる方が儲かるわけで、島津も奄美大島が破綻はさせなかったとも言えます。現代から見れば、奄美大島の砂糖農家が砂糖を売って収入を得て現金で納税して、米を買えれば良かった。貨幣経済万歳。
北海道も数十年前は米が美味しくないって悪名が轟いてました。内地米(本州米)は美味いって言ってました。当時の北海道はニシンとか石炭、小豆で儲けました。今は大泉洋?
奄美大島は沖縄よりも行ってみたくなりました。
この鉄分の多い土を生かして作るのが黒い大島紬。1反200万円!トーカ堂の出番でしょ。
奄美に自生しているテーチ木(車輪梅)を煎じて染料とする。ワインレッドですね。これに絹糸を漬けて揉み込む。なのに最後は黒くなる。テーチ木に含まれるタンニン酸を絹に染みこませて、泥田(どろた)に漬ける。泥に鉄分が混じっているので化学反応を起こして黒くなる。
お茶を飲むと鉄分の吸収が多少阻害されるようですよ。
テーチ木→泥田→水洗いを1週間繰り返すと完成。どえらい手間ですな!
でも赤く錆びた土ではタンニン結合を起こさない。しかし泥状だと水に守られて鉄分の酸化が防がれた。泥染めをずっと続けていると染めが弱くなる。そこで蘇鉄の葉を泥田に入れておく。ゆえに蘇鉄なのか!
奄美は山地ばかりで米作りに向いていない。そこで新田開発を行った。
ガイドのお姉さんがタモリ氏にお嫌いですかハブ?って聞き方が面白い。ウォーキングデッドでゾンビに慣れちゃった人たちみたいな。
さらにヒャンってちっちゃい可愛いヘビがいるですよって、コブラ科でハブより毒性が強いそうじゃないですか。ヘビに慣れてますね。
入り江に水田を設け、岩山を使って堤防を二重にして穴を開けて最初の堤防にかかる水圧を逃がす工夫をした。
しかし米作りには向いてないし、できる米は美味しくない。そこで登場するのがサトウキビ。栄養の少ない土地でもよく育つ。島津藩が1747年以降、サトウキビの栽培を強要され、黒糖で年貢を納めるようになったとか。水田や畑はすべてサトウキビ畑になった。
島津は江戸時代の日本で唯一、奄美大島という植民地を得てサトウキビのプランテーションを行ったわけですね。そりゃ近代化に突っ走りますわ。
黒糖の水飴って美味しそう。近江友里恵アナが水飴大好きってイメージ通り。私の宝と聞かれて、仲間ですって答える。やっぱり水飴が好きそう。
小学校の運動会の玉入れ競争に蘇鉄の実を使う。奄美あるある。小林さんちのメイドラゴンの運動会の回はよかったです(全体的に面白いですが)。
急傾斜を段々畑した。しかし奄美大島には段々を作るのに適したいい石がない。そこで蘇鉄を土留めに使った。頭良いな!だがそうして頑張って開拓した畑もサトウキビ畑に変えられた。この時代を奄美大島では
黒糖地獄。
というそうな。
奄美の人は畑にできない山で蘇鉄(6万本!)を育てて食べた、黒糖地獄を乗り越えたそうな。しかし蘇鉄の実とかはそのまま食べると毒があるので発酵させてたりして毒を抜いたとか。
可哀想な話ですが、実際、水田を作るよりも、砂糖を作ってる方が儲かるわけで、島津も奄美大島が破綻はさせなかったとも言えます。現代から見れば、奄美大島の砂糖農家が砂糖を売って収入を得て現金で納税して、米を買えれば良かった。貨幣経済万歳。
北海道も数十年前は米が美味しくないって悪名が轟いてました。内地米(本州米)は美味いって言ってました。当時の北海道はニシンとか石炭、小豆で儲けました。今は大泉洋?
奄美大島は沖縄よりも行ってみたくなりました。
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コメント
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ソテツってそういう字だったんですね。私は最近までこの名前を知らず、全部ヤシだと思っていて、正しい名前を知ったあともソテツという響きと南国のイメージが結びつかずどうも違和感があります。あとウィキペディアに「ソテツは、裸子植物ソテツ科の常緑低木」とあるのにその後すぐ「生育は遅いが成長すれば樹高は8m以上にもなり」と書いてあって矛盾している気がする。
大泉洋と言えばNintendo Switchのパンフレットに出ている大泉洋が妙にこぎれいで笑えました。dougaで見るとそんなに違和感ないのですが(笑)
投稿: おじゃま丸 | 2017/03/17 19:42
おじゃま丸さん、どうも
15年前に冬の館山で蘇鉄を見たときの南国感は今でも鮮明に覚えています。低木は3m以下の木を言うらしく、矛盾してますね。
大泉洋が出ている北海道オンリーの北洋銀行のCMも爽やかさが胡散臭いです(笑)。悪い意味ではない決して。
投稿: 竹花です。 | 2017/03/17 20:39