NHKスペシャル ディープオーシャン「超深海 地球最深(フルデプス)への挑戦」 ヨコエビ凄い
人類は宇宙を征服したが海はいまだに征服していないとか言われますが、そりゃそうです。宇宙であんなに圧力がかかるのはブラックホールの近くじゃないですか。
そんなところに魚とかヨコエビが生身で生きている。生きられる理屈がSFの世界。
昆虫だけじゃない。深海生物も凄いぜ。
水深2000mメートルだと指先に200kgの圧力がかかり、厚さ2cmの鋼板で作った球はすら押し粒されています。そこで生物は体の中に空洞ができないように水で満たして圧力に耐えている。
しかし水深6000mを超える深海ではそれも通用しなくなる。細胞内のタンパク質が水圧によって押しつぶされて機能しない。それでも生物は生きている。
超深海生物を撮影するためにランダーが着底したのは水深8178m。この場所にかかる圧力818気圧。花崗岩の大地の地下2700メートルぐらいを動き回ってるのと同じ(花崗岩の密度は水の2.7倍だとか)。
そんな普通の魚では死んでしまう深さまで餌のサバ(死体)は潜った。史上初のサバ。
ヨコエビの仲間がサバに群がる。生物恐るべし。そして魚の撮影に成功(新発見ではない)。世界新記録。
仮称、マリアナ スネイルフィッシュ。
水深7485mで撮影されたものがyoutubeにありました。
解剖されたのは世界で初めて陸上に上がったマリアナ スネイルフィッシュでしょうか。
水の振動を口の周りのセンサーで感知して近くのヨコエビを捕食するらしいです。うろこがないし見た目はゆるいですが、無数に生える歯とか二重のアゴとか完全にエイリアン。
なぜ普通ならタンパク質すら押しつぶされる水圧の中で生きていけるか。その鍵はTMAOという物質。これが水分子を引きつけて、タンパク質の周りに水分子が集まるのを防いでいるのだとか。
魚は浅い海で進化してきたので深海に適応している種がほとんどいない。それでもわずか数百万年でそこまで進化できるのですか。
カイコウオオソコエビ(そのままの名前)は海溝に落ちてきた木を食べて高い効率でエネルギーに変換できる特別な酵素エキソルラーゼを持っているそうな。これで食料が限りなくすくない環境を乗り切る。
サバなんか食べたら糖尿病になるんじゃないでしょうか。
このTMAOでも水深8千数百mが限界。1万mでは水圧でタンパク質同士がくっついてしまって機能しなくなる。しかしアメリカ海軍のトリエステ号でマリアナ海溝に潜った人は魚を見たと言う。
そして水深1万m、地球上最も深いマリアナ海溝の海底(フルデプス)奴らはいた。ヨコエビだ。あと腸が透けてて角が生えたようなナマコ。
1000気圧、指先に1トンも圧力がかかる世界で生きています。水圧に耐えられる鍵はシロイノシトール。
タンパク質の間にくさびのように割り込んでタンパク質同士がくっつくのを防ぎ、機能停止に陥るのを防いでいるというそうな。シロイノシトールはアルツハイマー病に効果があるらしいです。
理屈が完全にSFの世界。
生物の進化はショッカーの科学力をも凌駕するのか!
深海生物、凄いぜ。どうも南極大陸からきたらしいです。南極大陸とマリアナ海峡には水が冷たく餌が少ないという共通点があるとか。
超深海は地球でもできたばかり(一千年前)なので生物にとっても新たなフロンティア。これから新しい生物が進出してくるだろうという結び。
このまま生物が進化したら、アビスみたいな知的生命体でてくるんじゃないかと期待します。
超深海生物を撮影するためにランダーが着底したのは水深8178m。この場所にかかる圧力818気圧。花崗岩の大地の地下2700メートルぐらいを動き回ってるのと同じ(花崗岩の密度は水の2.7倍だとか)。
そんな普通の魚では死んでしまう深さまで餌のサバ(死体)は潜った。史上初のサバ。
ヨコエビの仲間がサバに群がる。生物恐るべし。そして魚の撮影に成功(新発見ではない)。世界新記録。
仮称、マリアナ スネイルフィッシュ。
水深7485mで撮影されたものがyoutubeにありました。
解剖されたのは世界で初めて陸上に上がったマリアナ スネイルフィッシュでしょうか。
水の振動を口の周りのセンサーで感知して近くのヨコエビを捕食するらしいです。うろこがないし見た目はゆるいですが、無数に生える歯とか二重のアゴとか完全にエイリアン。
なぜ普通ならタンパク質すら押しつぶされる水圧の中で生きていけるか。その鍵はTMAOという物質。これが水分子を引きつけて、タンパク質の周りに水分子が集まるのを防いでいるのだとか。
魚は浅い海で進化してきたので深海に適応している種がほとんどいない。それでもわずか数百万年でそこまで進化できるのですか。
カイコウオオソコエビ(そのままの名前)は海溝に落ちてきた木を食べて高い効率でエネルギーに変換できる特別な酵素エキソルラーゼを持っているそうな。これで食料が限りなくすくない環境を乗り切る。
サバなんか食べたら糖尿病になるんじゃないでしょうか。
このTMAOでも水深8千数百mが限界。1万mでは水圧でタンパク質同士がくっついてしまって機能しなくなる。しかしアメリカ海軍のトリエステ号でマリアナ海溝に潜った人は魚を見たと言う。
そして水深1万m、地球上最も深いマリアナ海溝の海底(フルデプス)奴らはいた。ヨコエビだ。あと腸が透けてて角が生えたようなナマコ。
1000気圧、指先に1トンも圧力がかかる世界で生きています。水圧に耐えられる鍵はシロイノシトール。
タンパク質の間にくさびのように割り込んでタンパク質同士がくっつくのを防ぎ、機能停止に陥るのを防いでいるというそうな。シロイノシトールはアルツハイマー病に効果があるらしいです。
理屈が完全にSFの世界。
生物の進化はショッカーの科学力をも凌駕するのか!
深海生物、凄いぜ。どうも南極大陸からきたらしいです。南極大陸とマリアナ海峡には水が冷たく餌が少ないという共通点があるとか。
超深海は地球でもできたばかり(一千年前)なので生物にとっても新たなフロンティア。これから新しい生物が進出してくるだろうという結び。
このまま生物が進化したら、アビスみたいな知的生命体でてくるんじゃないかと期待します。
アビス違いで「メイド・イン・アビス」が面白いです。
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コメント
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今回は私も見れました。深海魚って海面まで引き上げられてもべつに破裂したりはしないけどすぐに傷んでしまうんですね。
TMAOっていうのが魚市場で嗅ぐ魚の匂いの元なんですね。深海魚ほどTMAOが多いってことは深海魚ほど生臭いってことなのか。
アビスでは酸素が含まれた液体を使って呼吸することで深海まで潜れるって技術が登場してましたよね。描写が非常にリアルですぐ実現しそうな感じでしたが実際にはまだ実現してないですよね(それに人間は消化器の中にも空気があると思うのでやっぱり無理な気が)
投稿: おじゃま丸 | 2017/08/29 10:04
おじゃま丸さん、どうも
意外と原形を留めてましたが、ゼラチン質なので崩れやすいのかもしれませんね。エビや蟹が臭くないのはTMAOが少ないからかも。
液体呼吸は自発呼吸できない新生児で治験が行われているようですが、まだ特殊部隊とかが使えるレベルじゃないのが残念です。
投稿: 竹花です。 | 2017/08/29 14:06
ところでメイドインアビスはメイドさんが出てくるラノベじゃなかったんですね。
あと友近がリプリーに扮しているコヴェナントの予告動画よかったですね(笑)
投稿: おじゃま丸 | 2017/08/30 19:58
あーまたうっかりdougaという言葉を使ってしまいました。確認お願いします。
投稿: おじゃま丸 | 2017/08/30 19:59
おじゃま丸さん、どうも
メイド違いですね(笑)。雰囲気は大人が見るヘンゼルとグレーテルみたいです。
友近は相変わらず面白いですね。剥くのが早い自慢の魚肉ソーセージが傍らに(笑)。
投稿: 竹花 | 2017/08/31 10:11