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2017/09/12

映画「ダンケルク」は戦場が舞台の脱出/救出劇&陸海空の群像劇。 

派手な戦闘は一切ない珍しい戦争映画。それなのに戦いでの「やられるかもしれない」緊迫感は満載。ドイツ軍機を撃墜したときの高揚感は凄い。

ダンケルクの戦いというイギリス軍がフランスから脱出した実話。

プライベートライアンも戦争映画を一変させましたが、これも影響を与えるでしょう。

この映画を観たあなたはきっとスピットファイア戦闘機が好きになる。

ネタバレありです(是非観てから)。

下手なストーリーラインがない。そこが実にいい。戦争映画で言うなら「ブラックホークダウン」ドキュメンタリーのようでリアリティが出てきます。

ドイツ軍は戦闘機(メッサーシュミット:Bf109)と爆撃機(ハインケル:He111)だけで一兵も出てきません。ここが逆に怖い。

陸の兵士はフランスから逃げようと必死。銃でも勇気でもどうにもならない戦い。シュトゥーカをライフルで撃ってた兵士が爆弾にやられる。

トミーっていう若い兵士は意外と小ずるいけど、そうでなくては何度も襲われながらも生き延びられるはずがない。

海の主役は遊覧船で海峡を渡って敵地に向かう船長のおじさん(ミスター・ドーソン)。超カッコイイ紳士。紳士が小舟で兵士を息子とともに自ら助けに行く。

海峡を越えて友軍を救うべく向かうべく燃料節約のためにスピット3機が低空飛行するのを見ずにロールス・ロイス社製のマーリンエンジンが素晴らしいとか言う。このおじさんが大好きです。

なぜミスター・ドーソンが空軍機に詳しいのが最後の方でわかります。ミスター・ドーソンの長男はタイフーンでドイツ軍と戦って戦死していた。ググっときました。

遊覧船に飛び乗るジョージ少年。一番可哀想な運命が待っていましたね。まさか海で助けた兵士がシェルショック(砲弾ショック:戦争神経症)で頭がおかしくなっていて、暴れた拍子に頭をぶつけてそれが致命傷になるとは。

その兵士を演じるのがキリアン・マーフィ。バットマンシリーズでスケアクロウを演じたり、汚れ役が本当にうまい。

一番カッコいいのがスピットファイア戦闘機パイロットのファリア 。

クリストファー・ノーランは派手な銃撃よりも緊張感のある一発がうまいので、空中戦は本当に引き込まれます。GCじゃない!

メッサーシュミットが好きなドイツ軍好きでありますが、スピットファイアがメッサーシュミットを追いかけるときに運動性能(機敏な動き)ではスピットファイアの方が上のはずだ!!と画面を見ながら脳内で叫んでました。

最後に燃料が尽きるまで戦い、プロペラが止まってもなお地上の友軍に襲いかかろうとするドイツ軍機を撃墜する。超カッコイイ。スピットファイアが一気に好きになりました。最後はダンケルクの海岸に不時着し、愛機を燃やしてドイツ軍に捕まる。

これぞドイツ軍に屈しないイギリス人の気概。スピットファイアとイギリスをドイツ軍には渡さない。感動しました。

スピットファイアが好きになりました。

ダンケルクでフランスから逃げたイギリス軍はプライベートライアンでフランスに戻ってくる。


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コメント

確かに本物のスピットファイアは良かったですね。世界でも数機しか可動機がないそうなので貴重な映像です。それをスクリーンで見れるのですから感動モノです。

それに、あのパイロットにも大興奮です。
映画を見ながら「ここで撃つでしょ!なんで撃たないの?はぁ?ここで撃っても当たるわけ無いでしょ!」!!!
もう射撃が下手すぎ。偏差射撃もできないとは。
フライトシミュレーターゲームを嗜むものとしてはあの射撃ベタには思わず「訓練兵からやり直せ」と怒鳴りつけてやりたくなりました。

というわけで、とても楽しめる映画でした。
スピットファイアがお好きなら「War Thunder」お薦めです。

まとめありがとうございますさん、どうも
もう70年以上前の機体ですから、感動ですね。
当時にフライトシムがあれば百発百中の無敵航空艦隊が編成できたでしょう!
DMMは「War Thunder」というようなゲームも展開しているんですね。

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