2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 夏の終わりの、ねほりんぱほりん 外資系キャリアウーマンとヒモ男 ヒモ男は名言クリエーター | トップページ | ブラタモリ 第81回 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~ すべては二重カルデラ湖 »

2017/09/02

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 宇宙が赤く染まる

今回はシャア・セイラ編から続くルウム会戦が火蓋を切るまでの話。

ガンダムはここまで深かったか。

今までの話で構築されたキャラクターの一挙手一投足が沁みます。

以後、ネタバレありです。

漫画版(ガンダムエースに連載中)は普通にガンダムの外伝だなと思って読んでましたが、アニメ化された今回のルウム編は本当に面白い。戦いの中の人間ドラマ。

冒頭のこれまでのまとめがうまい。時間軸をバラしてしているのがシャアの行動原理である、復讐こそ正義にいたる経緯がわかりやすいです。

人口が1億五千万しかないジオン公国が巨大な敵たる連邦相手にどう戦うか。奇襲作戦しかない。それが南米大陸の地下1000mにある連邦軍のジャブロー総司令部を叩く、ブリティッシュ作戦ブリティッシュ作戦(コロニー落とし)。

ジャブローに落とされることになったサイド2(ハッテ)のコロニー「アイランド・イフィッシュ」に毒ガスが散布されて中の住民が死ぬのを割愛しなかったのはいい。地球に落とされたコロニーには人が住んでいた。エグいです。コロニーを撃ち抜く描写もジオンの将兵も、同じ人工の大地に住む同胞なのに。

その作戦に服従しないランバ・ラルは降格されて予備役になる。尊敬すべき武人です。

コロニー1基が3つに割れて地球に降下し、オーストラリア南部は壊滅、北アメリカに東アジアに地震と津波をもたらし、世界人口の半数を死に至らしめた。

たった1基のコロニーで人類は滅亡の危機に。

しかしジャブローは落ちず。ギレンの作戦失敗。

コロニー落としは戦争の終わりとならず、始まりの終わりとなった。

コロニーへの毒ガス注入とジャブロー殲滅を戦後に連邦軍(ティターンズ)がやってしまうのは皮肉は話です。ティターンズもギレンと同じ選民思想があったと。

ドズルは真人間だからギレンに言われてブリティッシュ作戦を敢行したものの、愛娘のミネバの寝顔を見て、俺は何億人ものミネバを殺したと泣く。ドズルも人の子。しかし連邦に敗北すれば戦犯となって裁かれミネバを守れなくなる。だから戦い続ける。それもまた人の性。

ルウム会戦に向けたジオン公国内での御前会議(作戦会議)で、ドズルがこの戦いに負ければ戦犯として絞首刑になると列席する諸将をビビらせる。コンスコンもいる。しかしマクベだけは涼しい顔。

予備役に降格になったランバラルのもとにクランプとコズンが出征前の挨拶に来る。ホワイトベーズの捕虜になるコズンだ!こういうちょい役にも出番を与える演出たまりません。

バーで歌うハモンさんの歌がいい。戦闘シーンとかにならず、ずっと歌ってる。

ここから戦いが始まるなって感じ満々。

ルウムも戦争に巻き込まれるとなって、連邦派の住民はジオン軍の英雄となったシャア・アズナブルが育った家を襲撃する。ジオン派と連邦派に市民が分裂して襲撃しあう。

体調を崩したティアボロのところに戻ってきたアルテイシアは連邦派の襲撃集団に向けてウィンチェスターM1873の引き金を引く。

連邦もジオンも違わない。あるのは狂気だけ。それとも・・・

そこにジオン軍の攻撃。まったく連絡をよこさなくなった息子のシャアに会おうとアズナブル夫妻がテキサスコロニーから宇宙船でジオンに向かおうとしたところ、港湾を破壊される。その巻き添えをくってアズナブル夫妻が乗った宇宙船も沈む。

破壊したのは赤いモビルスーツ!匿ってくれた恩人を殺すかシャア!

アルテイシア、神の加護というものがもしあるなら、お前は今ここにいないはずだ。

この一言はイラッとする。

アルテイシアが看病していたティアボロも家を襲われたショックで死んでしまった。

アルテイシアがテキサスコロニーの採光部を見上げると、そこに赤いモビルスーツが立っている。必死に追うアルテイシア。去って行くシャアのザク。

ルウム会戦に向けた連邦ジオン両軍の艦隊の動きがいい。特にレビル将軍が坂の上の雲の日本海海戦における連合艦隊司令部みたいに高まります。

たしか漫画版ではレビルが普通に食事をしていて無重力なのにと思っていましたが、アニメ版ではサンドイッチがパック詰めになっています。

軍事オタクなディテールがたまりません。モビルスーツが活躍するアニメなのに宇宙戦艦ヤマトよりも艦隊戦らしい。

デギンとガルマに将校が戦況を説明させるのもうまい。

軍艦設計や性能はやはり連邦が上、艦隊戦では圧倒的な劣勢を強いられる。だがジオン軍の切り札はモビルスーツ。

そして最後、シャアと黒い三連星(高機動型!)率いる特別強襲大隊がレビル艦隊に奇襲をかける。シャアはリミッターを解除して速力マックスで連邦軍艦隊に突っ込む。まさに赤い彗星。

このスピード、「政治に敗れた」ヅダのテストパイロットだったデュバル少佐が言っていたようにパイロットの腕が良くないと死にます。サラミス艦隊を突き抜けるところがめちゃくちゃカッコいい。

これで歴史が変わる。

私に跪け、神よ!

ここで終わり。寸止めすぎる!次回公開はいつだ!

エンディングが演歌歌手の島津亜矢なんだとか。演歌臭さがまったくない。

ORIGINのシャアセイラ編とサンダーボルトのシーズン1がアマゾンプライムなら無料。

« 夏の終わりの、ねほりんぱほりん 外資系キャリアウーマンとヒモ男 ヒモ男は名言クリエーター | トップページ | ブラタモリ 第81回 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~ すべては二重カルデラ湖 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

ガンダム関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 宇宙が赤く染まる:

« 夏の終わりの、ねほりんぱほりん 外資系キャリアウーマンとヒモ男 ヒモ男は名言クリエーター | トップページ | ブラタモリ 第81回 十和田湖・奥入瀬 ~十和田湖は なぜ“神秘の湖”に?~ すべては二重カルデラ湖 »

記事検索できます

最近のトラックバック

フォト