ウォーキング・デッド8 第3話 歪んだ正義 無敵の軍隊などない。
原題は「モンスター」。別の表現をすれば無慈悲。そういう話でした。
エゼキエルは王として勝利は次の勝利への道を開く。仲間は誰一人死なないと豪語する。そんな甘い世界ではないのがウォーキング・デッド。
モーガンの目つきが怖い。シーズン8に入ってからのモーガンの怪物感が半端ない。
目には目を、怪物には怪物を。
武器が隠してあるという建物にリックが侵入し、リックを見つけたモラレスが仲間を呼ぶ。外でアーロンたちに応戦していた救世軍がリックのいる建物に入っていく。
シーズン1以来に久しぶりに出たモラレスがリックにあんたは俺と同様に「怪物になった」という。モラレスも家族を失って自暴自棄になっているところを救世主に救われて仲間になった。リックはモラレスを殺したくないというが、ダリルに射ぬかれてあっさり死ぬ。ダリルはモラレスと知っていて背中から殺した。
リックは確かに怪物になったのかも、殺した救世主をポラロイド写真に撮るし、降伏した敵を逃がしてやると約束してから撃ち殺した。
ジーザスはジャレッドたち救世主の捕虜だって人間だから、ひどいことをされたにせよ、殺さずにヒルトップまでひもで縛って列にして連行する。モーガンはこいつらは降参しない。生かしておけばまた襲って来るから殺してしまうべきだと言うが、まだ殺さない。
そして谷間に転がり落ちてくるローリングゾンビたち!
その隙にジャレッドたちが逃げる。モーガンが追いかける。捕虜は降参するが、一人を仕留める。そこにジーザスが現れて止める。そしてモーガンとジーザスが対決する。
シーズン8に入ってからのモーガンの怪物感が半端ない。
グレゴリーはゲイブリエルを置き去りにしてヒルトップに戻ってきた。厚顔無恥とはまさにこのこと。しかしこういう人間が生き残る。これがウォーキングデッド。ある意味、怪物かも。マギーは殺さずにヒルトップの中に入れる。
アーロンの恋人のエリックは前回腹を撃たれ、結局死んでしまってウォーカーになる。敵も味方も殺せばウォーカーになる。悲しみに暮れるアーロンだが、リックが見つけた赤ん坊のグレイシーを自分がヒルトップに連れていくと申し出る。
最後、連戦連勝で意気揚揚としていたエゼキエルたちに救世主が配置換えしたM2機関銃が襲いかかる。誰も死なないと言ってたエゼキエルを守って兵士が死んだ。
希望を見つけようと戦うと必ず無情に叩きつぶされる。しかし戦わなくても殺される。
捕虜を許すと後で仲間が死ぬとか、機関銃で仲間がなぎ倒されるとか、プライベートライアンを思い出します。
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