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2017/12/08

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER 戦争が終わっても怨嗟の連鎖は終わらない

もともとシーズン2の4本だった話を一本の映画にまとめた本作。

ご褒美の戦闘シーンが多いのに、ストーリーもいい。

一年戦争が終わっても傷は癒えない。

連邦が存在するかぎり、俺の復讐は終わらないというゴック乗りのフィリップ・カウフマンの一言につきます。

JAZZ最高。特攻するコムサイを迎撃するアトラスの初登場シーンは痺れます。

序盤の死んだ実験体の横で、ヒトの革新が起こせる自分は運が良いと薄ら寒いことを言う少年は恐らく、地上編のラスボス、レヴァン・フウでしょう。

ヒトの革新をファーストガンダムでは肯定的に捉えてますが、サンダーボルトは狂信(戦争で心に傷を負い救いを求める人たちへの安易な救済)と捉える。

サイコミュ高機動試験用ザク(ニュータイプのビリーが搭乗)とかGMが内蔵されているGアーマーとかなんというご褒美。地上のミディア輸送機に搭載している護衛のコアファイターとトップの空中戦もたまらんです。CGに見えません。

ガンダムと戦うために腕を切り落としたダリル。地上の海岸で四肢が機械なのを見ると痛々しい。

筋肉質なアッガイの慣熟訓練で、仲間(部下)にサンゴを踏むなよっていう一言、アムロみたいな主人公の優しさ全開です。

サンダーボルト外伝に両腕があった頃のダリルがどうしてエーススナイパーになったかわかる前日譚が載ってました。

連邦のイオは同僚のパイロットのアリシアに、ここでも英雄気取りサンダーボルト宙域で少年兵を盾にしたと言われる。外伝2の最初がアリシアの話で、それを読んでからのこの一言は重い。天罰が下るとクリードに予言される。ダリルとの違いたるや。

ビアンカが所属したすべての小隊のエンブレムマークの入れ墨を入れているという話から、アクアジム小隊がジオン(南洋同盟シンパの)残党の氷山攻撃に次々とやられていく。

徹底的にニヒリズムでむせるボトムズのような戦いの中に突如現れるアトラスガンダムの圧倒的なパワーと強さも大好きだ!

ズゴックを一撃でぶった切るレールガンの破壊力もいいが、盾に突いてる「メデューサの矢」もなかなか。これは映画版だけですかな。

爆ぜろ。

レールガンの砲身でズゴックを貫いてほくそ笑む。ガンダムの主役の台詞じゃない。

グラブロ(ロブスター野郎)との戦いもいい。

諜報員ガルシアの回収を行うダリルたちアッガイ特務隊の地味で熱い後退戦とクローディアを助けようとするイオの派手な空中戦もたまりません。

これがまだニュータイプ、レヴァン・フウとの戦いの始まりでしかない。


外伝2巻のジオン国民が戦争に召集されるまでを描いた「さよなら月曜日」はスヌーピーぽいアメリカンな絵柄も含めて素晴らしい。あとルッグン偵察機に載ってるジャニスとケイトのサンダーボルト宙域でのエピソードもあります。雑魚キャラにも生死をかけた戦いあり。


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