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2017/12/17

おんな城主 直虎 最終回 石を継ぐ者 大死一番絶後再蘇

後半、菅田将暉/万千代が出てきて面白くなってきて前回、本能寺の変が起こったと思ったら、もう最終回。急ぎすきやしないかと思ったら、直虎(おとわ)が死んだのですね。

石を継ぐ者と聞いて、星を継ぐ者を思い出しました。

大死一番絶後再蘇
(だいしいちばんぜつごふたたびよみがえる)
まさにエンディング。

白髪の明智光秀(光石研)が家康に信長が命を狙っていると吹き込み、信用させるために息子の自然(じねん)を家康に預ける。しかしすべては光秀の計略。前回の光石研の静かな敵は本能寺にあり、深みがあっていいですな。

でも結局、明智は秀吉に討たれてしまいます。(信長が死んだところとか秀吉とか万千代が見えない者は画面に出さないシステム)

直虎は光秀の遺児を誰にも渡さず(秀吉に渡せば殺されるので)匿う。

この直後、直虎が労咳(結核)で死去。そして直次とかと再会する霊界ファンタジー。龍雲丸も船が難破して死んでしまったのですね。難破船の上に龍の雲がありました。

直虎が死んで腑抜けになった万千代に南渓和尚が直虎の碁石を渡す。

イイは井戸端の拾い子が作ったクニ。直虎はよそ者に温かかった。

民には竜宮小僧のようにあれかしとし、泥にまみれることも厭わず、恐れず。戦わずしていける道を探る。

和尚が碁石を置いた万千代のぐっと握る。

直虎は小さな谷でそれをやった、そなたはそれをこの日の本を舞台にやるのじゃ。たのんだぞ。

まさに石を継ぐ者。断じて「星を継ぐ者」のタイトルをもじっているわけではない!

万千代は復活して北条との和睦の役目を申し出る。

先に甲斐と信濃の国衆と徳川に従う旨の約定を取りつけてから北条との和睦交渉に向かう。

結果、大成功。

万千代は井伊直政として元服。直は井伊の通り字、政は小野の通り字(南渓和尚が家康に提案した)。

感動した直政が言う。

大死一番絶後再蘇
(だいしいちばんぜつごふたたびよみがえる)

これは第30話で今川に殺されそうになっている直虎も言ってます。まさに石(遺志)を継ぐ者。

何事も大きく死んでからの蘇りでございましょう。この身にございましょう。新しき井伊はこの方々から始まったのだと井伊直政、この名と行いを通して伝えていく所存にございます。

北条との和睦の褒美として徳川の家臣(松下)、国衆の近藤、鈴木、菅沼、そして武田の赤備え組の武者が直政の家臣に加わり、徳川家の士(さむらい)大将となる。

生前のことを直虎は主君を失う哀れな者たちをなくすことを願っていたと家康。ならばこれが井伊が引き受けるのにふさわしい役目だと。

泣けます。

幕末の井伊直弼も欧米と戦わないために通商条約を結んだのに水戸浪士に暗殺され、江戸幕府とサムライの時代は終わりへと向かいます。

昊天は彦根の龍潭寺を創設したそうな。これもまた石を継ぐ者。

大死一番絶後再蘇

井伊家は滅亡の淵から復活を遂げました。

今川氏真もどん底から這い上がってきました。個人的には氏真の評価が上がりました。

こういう話は大好きです。


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