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2017/12/29

スターウォーズ 最後のジェダイ ルーク・スカイウォーカーのいぶし銀と天童よしみの大活躍

つまらんという意見もありますが、個人的には本作がスターウォーズシリーズで一番面白いです(当然これまでの作品を見ることが前提ですが)。ローグワンも良かったですが。

脚本が本当に凄い。三部作を作れるどんでん返しを一本にした圧倒感(かといって分割するとつまらなくなりますが)。新作トリロジーを任されたのも頷けます。

起承転結で言えば、起であるエピソード7から結となるエピソード9へと導く「承転」をやりとげました。

ビジュアルが素晴らしい。スヌークを守る紅衛兵がたまりません。

あと笑い所が多いです。

以下、ネタバレありです。未見の人はここまで。

反乱軍がファーストオーダーのドレッドノート(弩級戦艦)を撃沈しようとする戦いから始まります。ドレッドノートの巨大さに圧倒されます。

掴みはばっちりです。攻撃の方法が爆撃機で戦艦を沈める第二次世界大戦の戦いを思い出さざるを得ません。ライアン・ジョンソン監督はバトルスター・ギャラクティカ大好きでしょう。自分も大好きです!

ドレッドノートが最後のジェダイにおけるデススターになるのかと思ったら、撃沈された!ここで話が見えなくなってきました。良い意味で裏切られました。それで犠牲を厭わずドレッドノート撃沈を強行したポーがレイアに降格させられる。

この冒頭の戦いはプライベートライアンの最初のノルマンディー上陸戦みたいにあとはクライマックスまでほぼ戦わなくても話を持たせるための単なる飴かと思いきや違いました。フィンと一緒に、反乱軍の艦隊を追うファーストオーダーの巨大艦の追跡機を破壊する秘密作戦を行う天童よしみに似たローズの姉がドレッドノート撃沈作戦で死んでいたのでした。

実はこの追跡機がデススター、クライマックスで破壊すべきラスメカだったと。

反撃せずにただ逃げるだけのホルドは裏切り者か臆病者かと思わせておいて実は反乱軍をできるだけ逃がす作戦でした。しかしそれがファーストオーダーにばれてしまい、反乱軍がやられていく。そこで残った母艦でファーストオーダーの巨艦にワープ突撃をかけ、巨艦は轟沈する(映像的にカッコいい)。


それで最後、反乱軍の最後の砦にカイロ・レンの攻略部隊に襲いかかったとき(ATATウォーカーみたいなのが出てきたりして、帝国の逆襲の冒頭のホスの戦いを思い出します)。

反乱軍は大きな犠牲を払いながら戦力を殺いでいってます。(死の商人はファーストオーダーと反乱軍の両方に武器を売ってるのですね。最後に勝つのはダークサイドでも正義でもなく、資本主義。)

砦を守る鋼鉄の扉を破壊する巨砲を破壊しようとフィンが特攻しようとしたら、天童よしみが体当たりして助けます。惚れてまうやろが!

この映画の最大の見どころは老いてへたれたルーク・スカイウォーカーがジェダイの騎士としての死ぬところ。

爺になってうらぶれたマーク・ハミルが実に良い。どうみてもジェダイの騎士には見えないし、レイに反乱軍を助けて欲しいと頼まれるが断るぐらいのどうしょもないオッサンになってます。

なぜ英雄ルーク・スカイウォーカーは落ちぶれてしまったのか。カイロ・レンをジェダイの騎士にしようと訓練していたが、レンの心の闇を広がりを止められなくなり、世界を破滅に追いやる前に殺すしかないとライトセイバーを振り上げるが、やはり殺せない。しかしそこでカイロ・レンが目を覚ましてしまい、ルークに殺されると思って逃げ出し、他の弟子たちを殺して姿を消した。

カイロ・レンは親の言うことを全然聞かないで何度も警察のご厄介になる有名人の駄目な子供状態です。

しかしレイが現れて強いフォースを備えていると知り、段々とジェダイの騎士として復活していきます。

カイロ・レンとレイが銀河を超えて意思疎通してしまう。フォースはニュータイプなのか?

それはともかくうまいのは、カイロ・レンはダークサイドから正しい方向へ転換するかもしれないし、逆にレイがダークサイドに取り込まれてしまうかもしれないというサスペンスを作りだしているところ。

レイはカイロ・レンに直接会いに行く。そうしたらスノークの前に引きずり出された。

レイとカイロ・レンの意思疎通はニュータイプの能力と思ったら、スヌークの悪だくみだった!「君の名は。」かと思わせて叩き落とされた!

レイはまんまとスノークの悪だくみに引っかかったものの、スノークに従わず、精神の戦いになる。レイがもう殺されると思ったら、カイロ・レンがスノークを真っ二つにした!

そしてスノークを守っていた紅衛兵との戦いになる。紅衛兵はめっちゃかっこいい。レイとカイロ・レンが一緒に戦うからカイロ・レンは改心したかと思ったら、真逆だった。ジェダイもファーストオーダーも滅ぼし、自分の秩序を作ると言い出す。またもどんでん返し。

スターウォーズの流れとしてスノークがラスボスで、カイロ・レンが操られていると思わせておいて、カイロ・レン、お前がラスボスか!

絶体絶命の危機に瀕するレイアの前にルーク・スカイウォーカーが現れる。いいぞ!

そしてカイロ・レンの前に進み出る。カイロ・レンは猛攻撃を加えるが、ルークは死なない!ジェダイの騎士はターミネーターか!カイロ・レンがセイバーでの決闘を挑む。

その前にヨーダが出てきたり、R2D2がオビワンに助けを求めたレイアの映像を投影したりするから、ルークはオビワンがダースベーダーに斬られたときみたいにあえてカイロ・レンに殺されるのかと思ったら、ホログラフ(思念の投射)だった!やられました。それはいくら撃たれても死にませんわ。

ルークは反乱軍を砦から逃がすために芝居を打ったのか!しかし力を使い果たして死んでしまった。老いぼれ爺さんが復活して一花咲かせました。泣かせます。

フィンも元上司を倒しました。

くびきから解き放たれたカイロ・レン、レイ、フィンがエピソード9でどう活躍するのかと期待させる終わり方。

大満足の2時間半。

追記:「殿、利息でござる」という映画をアマゾンで見ました。これは農民たちが自分たちの宿場を藩から課せられる苦役から救うために自分を犠牲にする実話で、久々にいいと思える日本映画でした。これを見て最後のジェダイとローグワンの面白さは、奉公滅私という日本人の美徳に通じるものがあると改めて痛感。ジャンルの違うモノを見るのも新しい発見があっていいです。


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コメント

私も最後のジェダイを初日に見ました。良い点はとても面白かった事。悪い点は上映時間がともかく長い事。面白かったけど疲れました。

燃焼豚さん、どうも
面白かったですね~。確かに長いですが、短くできないところが悩ましいです。

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