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2018/01/22

スタートレック ディスカバリー 第10~11話 いつもの平行宇宙モノかとガッカリしてたら、段々面白くなっていく

シーズン1の前半最後、ディスカバリーが最後の胞子ドライブを使ったら見ず知らずのデブリが漂うサンダーボルト宙域みたいな空域に出る。

はいはい、スターレックお得の平行宇宙ですねと思ったら大間違い、第10話もいいけど、第11話はさらに面白いです。

因みに第10話の演出がジョナサン・フレイクス(ネクストジェネレーションのライカ)という。

以下、ネタバレありで。

第10話、胞子ドライブが連れていった先は平行宇宙。何度目だ平行宇宙と思うじゃないですか、ガッカリしましたよ。これはではこれまでのスタートレックではないかと。

しかしディスカバリーはこれまでのスタートレックと違いました。平行宇宙が設定がなかなか面白いし、エグい。

地球がテラン帝国を築いて排他的な圧政を敷いており(宇宙戦艦ヤマトでデスターが地球をテロンと呼ぶのに似てます)、クリンゴンがバルカンとかと手を結んで反乱軍を結成してテラン帝国に立ち向かっている。敬礼がナチスに近い。

テラン帝国が排他的な圧政というのはトランプ政権への批判かと思いましたが、中国でもあり得るなと。どっちなのか第11話で明らかに。

タイラーとも内側に平行宇宙を抱えている。第10話の段階ではクディスカバリーに捕らえられているクリンゴン女性のルレルに脳内を弄られていると思いきや、実は人間に改造されていた。それを知ったドクターは殺された!どうなってんですか。それはルレルもめっちゃ激しいセクロスしますわ。

テラン帝国のディスカバリー号に似せるためにティリーが艦長役を務める。テラン帝国の制服がなかなかダサくてティリーが安っぽいSF映画のキャラクターにしか見えないのが笑えます。

平行宇宙のロルカは皇帝を倒そうとしてお尋ね者になり、マイケルはロルカを殺そうとしてロルカの支持者に殺されたとか。

元の宇宙に戻るためにはディスカバリーよりも先に並行宇宙に迷い込んだ宇宙艦隊のUSSデファイアントのデータがあればその方法がわかるかもしれない。そこでロルカを捕まえてマイケルが帰還したフリをしてシェンジョウに乗り込んでデータを奪い取ることに。

まだクリンゴンに撃沈されていないシェンジョウにマイケルが船長として戻る(元の宇宙では叶わなかった夢が叶う)が、マイケルが死んだことで船長になったコナー(元はマイケルの部下で連星系の戦いで戦死した)に部下の信頼を得るために殺されそうになって逆に殺してしまう。

結局、仲間を助けられないとかと苦しむマイケル。(エレベーター内の格闘シーンが凄い)

話を原点に戻す、うまい平行宇宙という舞台の使い方です。

第11話 内なる狼というタイトルはマイケルが段々とクリンゴンみたいな力が正義みたいなテラン帝国に慣れていく自分が怖いみたいなことなのかと思いきや、タイラーのことでござったの巻。

マイケルはクリンゴンが異星人を束ね、バルカンとも手を結んで反乱軍を率いているという事実から、クリンゴンを交渉をすれば元の世界でクリンゴンとの戦いを終わらせる糸口がわかるかも知れないと、反乱軍の基地に潜入を試みる。しかも反乱軍を逃がして無駄な殺戮を回避できる。これぞ宇宙艦隊の人道主義。なんと希望に満ちた話です。

反乱軍に参加する「予言者」サレクがマイケルの心を読んで、別の世界に無限の可能性と人間の奥深い思いやりを見る。元の世界は平行宇宙よりもいい。良い話じゃないですか。

なのにですよ。テランの暴虐なやり方を真似るのに心が折れそうになるマイケルをつなぎ止める命綱がタイラーだったのに、そのタイラーが実は人間に改造されたクリンゴンで、しかもヴォクだったとは!ヴォクはマイケルに指導者と慕っていたトゥクヴマを殺されているわけですから、難さ百倍。

本当の人格を潜在意識に隠してマイケルと恋人になっていたけど、本当の人格が現れてマイケルを殺しにかかる。マイケルの裏切られた感は半端ない。

どこのに行ってもマイケルを谷に突き落とす展開に見入ってしまいます。

マイケルはタイラーを宇宙に放り投げるから殺したのかと思ったら、ディスカバリーに拾われた。それは単なる慈悲でなく、ディファイアントの情報を抜き取ったファイルをディスカバリーに渡すためだった。

タイラーは反乱軍を率いていたヴォクを殺そうとしたが、あれはトゥクヴマの信条に反することをヴォクが語ったのに反応して発作的に自分を裏切り者だとして殺そうとしたのですね。ややこしいですな。

スタメッツの頭がおかしくなっていたのは前頭葉をフル回転させて次元や平行宇宙の壁を超えるためのゲートを維持しておくためだった。それを胞子に肩代わりさせればいいとティリーは考えるが、結果的にスタメッツは死んでしまう。ドクターに続いてスタメッツまでも死ぬのか。

と思っていたら甦った。スタメッツの魂は細菌ネットワークの中にあるみたい。水素水よりも健康に良さそう。

スタメッツが譫言(うわごと)のように喋るのは実は宇宙細菌ネットワークが平行宇宙や次元を超えて広がっていてその情報が流れ込んでくるから。凄いな。だから第9話でティリーに船長と言ってたのか!こんな情報の洪水と超高速演算に耐えていたクマムシさん恐るべし。

そしてテラン帝国の皇帝はなんとジョージャウ。マイケルの恩師で、元の世界でマイケルが起こした戦いで死んだシェンジョウ船長じゃないですか。

平行宇宙という設定を利用して話を第1話に戻している。マイケルを最初の罪に戻すという展開、嫌いじゃないです。

タイラーがだんだんと自分を失ってヴォクになっていくどんでん返しも、フィリップKディックの映画みたいでいい。

いつもの平行宇宙モノかとガッカリしてたら、段々面白くなっていきました。

余談:召使いのサルー(似合ってる)がマイケルに生のイカの食事を持ってくるのはアメリカ人にとってグロテスクなんだろうし、アジアぽいのでしょう。皇帝がアジア系という伏線になてる?

イカに失礼だけどな!

ヤマト2202第4章がデスラー出てきてヤマトに復讐する。高まります。


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