MOMELAND 7 第3話~第4話 今の政治状況を見ているよう
主人公キャリーの最大の弱点は双極性障害。ウルトラマンのカラータイマーが突発的に点滅して暴走する感じ。
第4話の終わりは最悪。
キャリーはランサムウェアでパソコンを動かなくした犯人を半殺しにして、これはリチウムが効いていないと精神科医に押しかける。心配なのは娘フラニーのこと。
主人公キャリーの最大の弱点は双極性障害。これがひどくなるとすべてが崩壊します。
そこでセロクエルで強制的に眠って頭をリセットすることにした。
キャリーがおかしくなったのは大統領に裏切られてソールたちが逮捕されて、逮捕されたはずのソールが大統領に収まったからでしょうか。
ソールがオキーフに投降するように求めるが、オキーフは断る。FBIがオキーフを匿った家の周りを包囲する。
ウェリントン首席補佐官は大統領にオキーフの告訴を取り下げるように進言するが、オキーフは脅威だと聞く耳を持たない。結果、第4話でその報いを受けることに。
オキーフを信奉する武装右翼(民兵組織)とFBIの睨みあいを見ていると、もしもアメリカが銃の保持を禁止していわゆるく「刀狩り」をやったら内戦になるんじゃないかと怖くなります。
オキーフの煽り方が日本のメディアの「政府陰謀説」とダブって見えます。
一方、大統領はシリアでのイランからのシリア政府軍へ武器を運ぶ車列の空爆を許可しない。政治的な立場が危ういとみて軍は空爆を再考すると思ったらしい。
キャリーがウェリントンの家に仕掛けた隠しカメラに写っていたのはシモーヌ・マーティンというパリ出身の女性だとキャリーに教えたのは、前回キャリーにぶち切れたFBI捜査官のダンテ。
ウェリントンと4年前からの知り合いだそうだとダンテが言うが、キャリーは手伝えないと言う。理由は病気だからと曖昧に答えるが、ダンテに問い詰められて双極性障害だと打ち明ける。大統領とウェリントンにかけた嫌疑は妄想だったと言う。
そうしたらダンテがシモーヌ・マーティンについて興味深いことを突き止めた。シモーヌはマクレンドン中将が毒殺された日に、中将が収監された刑務所から3マイルしか離れていないところで駐車違反の切符を切られていた。
キャリーはセロクエルの影響を中和する薬を飲んだ。
実はダンテの元奧さんが同じ双極性障害だった。キャリーに理解を示す。なんか死にそう。
キャリーはシモーヌの家に侵入して、駐車違反の切符を発見し、さらにパソコンからデータを入手する。しかし逃げるときに警察に捕まってしまう。言い訳が逆に怪しいし、もうCIAじゃないから普通に警察に連れて行かれる。
警察に捕まったことが児童福祉局にばれたらフラニーを取り上げられると指紋押捺を泣き叫びながら拒むのが痛々しい。
しかしダンテのおかげでもみ消すことができた。
一方、オキーフとFBIの睨み合いはエスカレートする。ウェリントンは大統領の支持率を上げるために独断でシリア空爆を承認した。
怖いな!日本で言えば首相に忖度した官僚の暴走みたいなもんじゃないか!それで大統領が辞めるというロジックにはならないのがアメリカ。
ここから第4話
ウェリントンは大統領さえ無視するのか。大統領は軍が暴走してシリア爆撃をしたと怒ってウェイントンの自宅に来たが、ウェリントンは自分が命じたと言う。
それをキャリーに聞かれた!
FBIは包囲する兵力を強化し、オキーフ支持派も人を集めて長期籠城に備える。FBIはドローンを撃ち落とされてコケにされて何かあれば実力行使に出そうになるほど状況は悪化する。
この睨み合いを収束できるのはオキーフだけ。ソールは説得を試みる。
そうしたなかオキーフを匿っていた家の青年が銃を持ったまま飼い犬を追いかけていてFBIに遭遇して腹を撃たれ、助けようとしたFBIの隊員が捕まってしまう。
これはあかん。
ソールがオキーフに連絡を取って青年を病院に運ぶように説得するが、現地のFBIの指揮官は捕まっている捜査官の解放が条件だと聞く耳を持たない。ソールはウェリントンに連絡を取って大統領から指揮官に命令させる。
マックスはシモーヌのパソコンデータから氏名の記録が残らない少額をいろんな現金交換所で受け取っていることを突き止める。すべて合わせるとマクレンドン中将を暗殺するのに十分な金額になる。
FBIに撃たれた青年は無事、病院に運ばれて一命を取り留める。ソールは状況の沈静化を図るべくオキーフの説得を続ける。それで子供の解放を認めさせることには成功する。
キャリーは姉に薬を飲んでいないのを咎められて(ウェリントンの陰謀に迫っているとは知らないからしかたがない)飲む羽目になる。それで闇の薬屋から別の薬を買う。しかも自分が鬱とハイかはわからないという。とんでもない爆弾を抱えた主人公ですよ。
キャリーはウェリントンを捕まえる秘策があるらしい。ダンテに危険だから手を引くなら今だと言うが、この流れて退き下がるのはFBI捜査官じゃない。
オキーフ側の子供たちがFBI側に投降しようとした直前、青年が死んだとフェイクニュースがテレビのニュースを流れる。それは謎の男が病院に侵入して青年の写真を撮ってでっち上げた嘘。
テレビを見たオキーフ側の民兵は激怒し、青年のお父さんは拘束していたFBI捜査官を殺害。銃声を聞いた子供たちは家に逃げ、FBIが突入する。
民兵は全滅、オキーフはFBIに拘束される。突入の瞬間をオキーフがネットで流した。
大統領は引き時を誤った。
現実といろいろ重なります。
フェイクニュース恐るべし。
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