宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星編 雷鳴に魂は還る
第一章から第六章までも面白かったですが、すべては第七章のための壮大なフリでしかなかったといわんばかりの内容でした。泣けます。
最初見たときはガンダムユニコーンか!と思いましたが、二回目見ると全然違う印象になりました。
最後の最後は泣けません。そこがいい、それでいい。いいぞ沢田研二。
大いなる和をもって滅びの箱船を無力化する箱船、宇宙戦艦ヤマト。
ダイジェストから泣けます。YOUTUBEで冒頭10分みたときはそうでもなかったですが、ドメルの自爆から始まる漢たちの自己犠牲満載のダイジェストを見てから同じ10分を見ると、同じ動画なのに泣けます。そもそも沖田艦長のナレーションの「古代よ、ワシはここにいる。お前たちを見ていることしかできない」でぐぐっときてしまいました。
自分がガトランティスの駒だと知った斉藤はノイデウスーラから宇宙に飛び出し、一人で爆発して仲間を守ろうとする。そこに永倉が後ろから現れて機動甲冑越しに斉藤をハグですよ。
「寂しく死んだらだめですよ。人として死ねなきゃだめだよ」
泣けます。
ズォーダーと違う結論を出し、古代の申し出を受け入れて交戦を停止しようとしたミルがデスラーの部下に撃たれて死んだ。激怒するズォーダー。これでガトランティスとの戦いは人類が滅亡するか、ガトランティスが滅亡するまで続くことになる。しかし地球艦隊は壊滅状態。地球近傍に迫る白色彗星。
地球の誰かが言った。まだ我々にはヤマトがある!
ノイデウスーラを盾にヤマトが最強兵器トランジット波動砲を発射!
デスラーとの絆を感じざるを得ませんな。
トランジット波動砲を撃った後、ノイデウスーラは崩壊、ヤマトの波動砲砲口部にもヒビが入ってます。
白色彗星の蟹の脚もぶっ壊れた!
玉座の間を目指して特攻をかけようとするヤマトの後ろにローレン・バレル率いるガミラス艦隊が現れる。地球を守りは任されたと。そしてクラーケンの次元潜航艇群がヤマトを白色彗星の懐まで潜入させる。この連係プレイたまりません。これはもう軍事同盟以上、まさに縁。
たまらんです。
目指すは大帝玉座の間にあるゴレム。
※ゴーレムは額にある「真実(אמת)エメト」を一文字消して「死(「מת」メト)」にすると崩れるという伝承があります。
桂木透子をヤマトのナビゲーションシステムに入れて都市帝国のコントロールをハッキングしてカラコルム級戦闘艦を従えた!
しかし都市帝国の物量の前にヤマトのクルーが次々と倒れていく。ここから号泣の連続。
徳川機関長が機関室に行って倒れ、アナライザーが佐渡さんを助けて機能停止(最後のセンセイ・アリガトウに号泣ですよ)、そして加藤も!さらに透子もズォーダーに殺された!
イデオン並みに凄い。
古代と山本が玉座の間に到達。斉藤の攻撃を受けたニードルスレイブが暴走してやたらめったらニードルを撃って一本がズォーダーの方へ飛んでいく。ガイレーンが身を挺してズォーダーを助けた。ガイレーンの顔が明らかに。「無事だな」
ガイレーンはズォーダーのパパンだったのか!
息子も父親も失ったズォーダーは我らもまた人間と認め、ゴレムを自ら発動して仲間を皆殺し。そして地球も滅亡させるべく「滅びの箱船」を発動。
コメンタリーで福井晴敏がズォーダーはシェークスピアに出てくるキャラクターみたいだと行ってましたが、リア王みたいなすべてを失った悲しみの虚無感が凄い。
滅びの箱船が脈動を始め、都市帝国を飲み込み始める。止めるには反応炉を内部から破壊するしかない。
キーマンが滅びの箱船の反応炉に向けて特攻。波動掘削弾の最後の一発が愛機のツヴァルベに搭載されていたのも縁だと。
ツヴァルベの前にニードルスレイブの大群が押し寄せる。しかし弾切れ、そこに機動甲冑の斉藤が突っ込んできた。一緒に死ぬ気ですよ。号泣。
山本がキーマンにあなたはいつもそうやって誰かのために、自分のためにしか生きられないなんて悲しすぎると泣く。
そうでもないぜと斉藤。自分のためにしか生きられないヤツの方がよっぽど悲しい。
かっこいい。古代がやめさせようとするが、永倉が制止する。
「行かせてやってください。あの人を最後に…人間として…」
キーマンの山本の顔をもう見れなくて悲しいという最後の言葉もいいですね。
「きっと手に入れた分だけ、幸せになった分だけ、人は悲しんだ。」
ここで時空掘削弾を発動。
もう号泣ですよ。
山本が爆風に巻き込まれて死んだ!ええええ!マクロス(TV版)の柿崎か!
キーマンと斉藤の特攻にもかかわらず、滅びの箱船は止まらず。滅びの箱船からコロニーレーザーが放射!月がぶっ壊れた!
滅びの箱船はゴジラの第五形態みたいじゃないですか。こんなの地球に当たったら終わりですよ。
古代は自分だけヤマトに残って人類脱出のための時間稼ぎとして滅びの箱船への特攻を敢行。と思ったら森雪も残ってました。なんというハネムーン。
そうしたら暴走したヤマトの波動エンジンが高次元の扉を開いてヤマトが黄金に輝いてテレサが現れる。
その光景に真田さんが驚嘆する。
この宇宙にテレサを引き出すための器、ヤマト。
ほんと真田さんの説明台詞が実に良い。
ヤマトの環境に古代守とか沖田艦長とか散っていったヤマトのクルーが現れる。
そしてみんなで滅びの箱船に特攻。そして散華。良い最後です。
これじゃ古代進と森雪は死んでるじゃないですか。
でも残り20分あります。
時間断層にヤマトが帰ってきた!しかし古代と森雪はおらず、山本がいた。
古代はこっちの世界に帰ってこられるのに帰ってこなかった。だが古代がこの世界に戻ってこないと時間の流れが元に戻らないとテレサは山本を通じて人類に伝えさせた。
なんとかしようとバレル大使。
古代と森雪を連れ戻しにヤマトを高次元に旅立たせるには時間断層を次元崩壊させた無限のエネルギーが必要になる。古代と森雪を取るか、時間断層を取るか、人類に課された究極の選択。
波動砲を撃たないと約束したのに何度も撃ってしまい、何人もの仲間を犠牲にし、ズォーダーも救えず古代は絶望している。こっちの世界に戻っても
「引き金を引き続けて、大事な者をなくし続ける」。
ある意味、生きとし生けるもの全部ぶっ殺すズォーダーの絶望と同じです。
バレル大使の尽力で(圧力で?)時間断層か古代かの国民投票にかけられる。実はバレル大使はキーマンよりも政治力では上じゃないですか。
人類はテレサに試されていると真田さんが言った。
国民投票を前に演説する真田さんがいい。
ある男の話をさせてください。どこにでもいるごく普通の男です…英雄だから、犠牲を払ってでも救う価値があると考えるのは間違っています。もし彼と彼女を救うことで、自分もまた救われると思えるなら、この愚かしい選択の先にもう一度本当の未来を取り戻せると信じるなら、是非二人の救出に票を投じてください。
だから二者択一を強要されても、選ばない(結果自己犠牲)というイベントが繰り返されてきたのはここのためだったのかと。
国民投票で古代救出が賛成案が可決。人類は未来の約束された繁栄より自己犠牲を選んだ。
絶望する古代を救ったのは未来と次元の壁を超えてやってきたヤマトのクルー。まさに大いなる和と愛の戦士たち。
何度間違を犯しても未来につなぐために古代は生きていていいんですよ。
良い話じゃないですか。
芹沢虎鉄がヤマトの帰還に涙するところが実に言い。鬼の目にも涙。
最後の沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」がぐぐっときます。
最初第七章を見たときはヤマトが精神世界に突っ込んだのに理解が追いつかずガンダムユニコーンか!と思いましたが、二回目見ると全然違う印象になりました。
2202は面白かったです。
個人的には「バトルスター・ギャラクティカ」を見ているのでこの世界観はありだったと思います。
余談:テレサの「縁」という認識は仏教の根底にある、多元的に複雑に絡み合う物事を時間軸でなく一気に全体を把握する「レンマ」に通じるものがあります。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48741?page=4
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