いたでん 第22~25話 人見絹枝の発掘から関東大震災そして田畑政治
いたでん第一部を締めくる第22話から第24話は泣けます。宮藤官九郎の「あまちゃん」での東日本大震災の描き方も刺さるがありましたが、いだてんの関東大震災はもっと深いです。
地震が起こったとき、シマちゃんは倒壊した凌雲閣の直下にいて行方不明になってしまいました。ワールドトレードセンターが崩れた911を思い出しました。シマちゃんの旦那の増野さんが赤ちゃん(リク)を背負ってシマちゃんを探す姿が涙を誘います。そして明かされる真実。なんと五りんはリクの息子で、シマちゃんの孫でした。
そして第24話、第一部の最後、悲しみに暮れる人々を勇気づけようと復興運動会が行われます。それは夜中に瓦礫の間をトーチを掲げて走るシマちゃんの幻を見た金栗四三の発案によるものでした。オリンピックに行く夢が叶わず、もっと走りたかったであろうシマちゃんの霊を弔うお祭りにみえました。そのシマちゃんの遺志をついて岡山から上京した人見絹枝が復興運動会で走る。2020年のオリンピックも東日本大震災を乗り越えようとする日本の姿を見せる目的もあるので、この復興運動会と重なります。ここまでの韋駄天をyoutubeで世界に公開したら、2020年東京オリンピックの良い宣伝になるでしょう。
第二部は打って変わって完全に喜劇。主人公の田畑政治役の阿部サダヲが面白すぎます。相手が言ったことに、間髪入れず、違う!いや、そう!を連発。どっちだよ!宮藤官九郎節炸裂です。第一部に比べて宮藤官九郎のドラマでよく見る顔が揃ってます。期せずしてテコ入れになってるじゃないですか。今から見ても遅くないです。
戦国時代のキャラで言うなら田畑政治は豊臣秀吉なんでしょうかね。
朝日新聞の社長がワンパンマンのバング役の山路和弘じゃないですか。どこかで渋い声で「お兄ちゃん」って言わないかと期待してします。
先日、ほっこり終わった「きのう何食べた」。ひさびさに良いホームドラマを見ました。ゲイカップルを通したホームドラマでした。唐揚げは二度揚げ。大事な人は二度ハグ。
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