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2021/12/29

岸辺露伴は動かない 第6話 六壁坂 一番幸せな時は

これはアニメ版も見ていたのですが、実写化はこうするのが正解なんだと感心しました。おどろおどろしい感じがまあ凄い。

第4話から6話まで一連の話につなげたのも実に良い。六壁坂の「境目」から出てきた人にあらざる「何か」に奥行きと厚みがでます。

大郷楠宝子(内田理央)の過去をヘブンズ・ドアーで覗いて、岸田露伴は彼女の秘密と六壁坂の正体を知る。

許嫁がいる大郷楠宝子(内田理央)は密かに付き合っていた庭師の郡平を誤って殺してしまった。しかし死んだはずの郡平から血が出てきて止まらない。楠宝子が動揺して血を必死に拭おうとするシーンが一番の見せ場なのですが、ここはずっと白黒。血を見せないという配慮かもしれないですが、影がついて怖さ倍増。アニメ版は普通の家ですが、これは古い屋敷。それがまた良いです。


郡平はミイラみたいになるけど、水がかかると復活する。干からびていた郡平の顔が元通りになる。郡平の顔が好きと楠宝子が口づけする。これにはぞわっとしますよ。楠宝子は郡平を屋根裏に隠して、毎日、郡平から出てきた血を捨て、一杯の水を与える。それが楠宝子の最大の楽しみ。岸田露伴の言葉を借りれば、郡平は今も大郷家の天井裏で「死に続けている」。なんちゅう話ですか。

楠宝子と郡平のことを知った岸田露伴は六壁坂にある大郷邸へ向かう。ただ死んでいるだけの目的はなんなのか。その途中で少女に遭う。少女は岸田露伴のファンだという。この少女がこけて頭に石がぶつかって郡平みたいにミイラになって死ぬ。岸田露伴が叫ぶ、「これじゃあ俺が殺したみたいじゃないか!」おいおい楠宝子と郡平の子供かよ!死に続けているのに、子供は作れるのか!

タブーすぎて誰も口にするのも憚られ、その危険性が忘れられた六壁坂に大郷家が邸宅を建てたために、異形の者たちが出てきてしまった。パンドラの箱を開けてしまったのですね。

これじゃ楠宝子みたいに取り憑かれると、岸田露伴は娘のヘブンズ・ドアーを開いて岸田露伴を知らないし、見ることもないと書き込んでピンチを脱する。岸田露伴は思い出した。櫂という泉京花が山の面白い話を聞いていた少年も実は楠宝子の息子。京花も取り憑かれてしまうと思った岸田露伴は山を駆け下りる。

「人に寄生して何の苦労もなく子孫を残す、それだけの存在。その生き物の幸福の絶頂は誰かの前で死ぬとき。」

でも京花は取り憑かれなかった。安堵した岸田露伴が取り憑くのは誰でも良いわけじゃないというのは笑いました。

真実を知っても、岸田露伴は動かない。六壁坂の妖怪を放っておく。

「僕は学者じゃなく、ジャーナリストでもない。漫画家だからな」。己の興味のみで動く、正義の味方じゃないスタンス大好物です。

ファンタジーなのに日本沈没よりもリアリティーがあります。

今回のシリーズも実に良かった。来年も見たいです。

2021/12/28

岸辺露伴は動かない  第5話 背中の正面 市川猿之助がただただ凄い

第4話のザ・ランもなかなかですが、第5話も見応えがあります。今回のソレはヒトの背中に取り憑く。もしその背中を別の誰かに見られると、その瀬背中を見た誰かに今度は取り憑く。想像上の超自然的な存在が目の前に現れる。これが市川猿之助。歌舞伎役者の面目躍如。

最初、市川猿之助は岸田露伴が買った六壁坂を含めた山を買い取るために岸田露伴のもとを訪れたディベロッパーの営業、乙雅三。なぜか背中を見せない。その動きが軟体動物のようでもに凄くジョジョっぽい。それは「タブーを超えた先にネタがある」と自ら危険に足を突っ込む岸田露伴でなくても、背中がどうなっているか知りたくなります。


岸田露伴はあの手この手で乙の背中を見ようとし、最後に鏡を使って覗くことに成功。剥がれるといって乙は気絶する。すると今度はソレが岸田露伴に取り憑いた。ソレはとにかく六壁坂を返せと岸田露伴にしつこく迫る。岸田露伴は漫画作業を邪魔される。でも締め切りは守る。流石です。それで岸田露伴は乙を六壁坂に持っていくと、ソレに言う。だが本当は違った。

通りゃんせが聞こえたときに振り返ると神隠しにあうと言われる平坂までくると、そこには泉京花がいた。岸辺露伴が呼んでいた。そして岸田露伴は京花に自分の背中を見ろと言う。京花が岸田露伴の背中を見る。やっぱりお前もヒトに押し付けるかと笑って後(京花のほう)を振り返る。するとソレに向かって手が伸びてくる。岸田露伴に取り憑いていたソレは平坂で後を振り向いてしまった。すべて岸田露伴の計画通り。岸田露伴の背中に乗っていたそれは、黄泉から伸びてきた手に連れて行かれる。ソレが自らヘブンズ・ドアーを開いたのか。お前だって連れて行かれるぞとソレが叫ぶ。岸田露伴がせせら笑う。

余裕たっぷりの奴が慌てるのは面白い。顔を見られないのが残念だよ!

幽霊を神隠しにあわせるとか、発想が狂ってます(褒め言葉)。

千と千尋の神隠しより、岸田露伴の神隠しの方が面白いです。


 

 

 

2021/12/27

岸辺露伴は動かない 第4話 ザ・ラン。これは江戸川乱歩のような面白さ。

泉京香(飯富まりえ)のチャイナドレスもなかなかですが、高橋洋馬(笠松将)の筋肉が凄い。CGじゃないのか!(ネタバレありです)

まだ売れてない俳優/モデルの高橋洋馬が事務所の社長から、体を鍛えるように言われて走るのに特化したボディデザインにのめり込んでいき、段々と狂気に落ち、筋肉が仕上がっていく。CGじゃない生々しい筋肉に恐怖を感じますね。大事なのは腸腰筋。だから坂で走り込んでいる。邪魔するものは、自転車から配達員、彼女まで排除。江戸川乱歩のような狂気を感じます。こういう輩は破滅するのがお約束。それがわかっているからさらに恐いですよ。ボルダリングルームは洋馬の脳内を見るよう。このビジュアルの説得力は日本沈没を超えてますね。


だがもっとやばいのは、岸田露伴。そういう狂気の男の心を読みたくてウズウズしていく。やばいと分かっているのに相手の徴発に乗って、どっちが先にランニングマシンで目標のスピードに先に到達するか勝負をする。それで死にそうな目に遭う。しかし狡猾な岸田露伴はヘブンズドアを使って洋馬に記憶に書き込んだ。自分が勝ったら岸辺露伴のランニングマシンに向けてリモコンの停止ボタンを押すと。洋馬はマシンから飛ばされてビルから落ちた。

洋馬はどうも六壁坂を走っていて何かに取り憑かれたらしい。そこになにが潜むのか、それを知りたくて岸田露伴は六壁坂がある山を丸ごと買ったのだった。

事が終わって、山を買うために破産した岸田露伴が笑う。

橋本洋馬がその後どうなったかはわからない。橋本洋馬だったものが、橋本洋馬でなくなったのは間違いない。恐らくあの場所で…間違いなく破産した甲斐はある。

面白い漫画のためなら何でもする岸田露伴も漫画に取り憑かれてます。洋馬も相当やばいですが、岸辺露伴も同じくらいやばいです。第6話の六壁坂につながるんでしょう。

2021/12/20

無職転生 第23話 感動しかない第1期(だと思いたい)のフィナーレ。

ファンタジーはまったく受け付けず、ハリーポッターすら見ていないのですが、それでも最近見始めて(自衛隊が異世界に殴り込むGATEがきっかけ、転生したらスライムだった件で覚醒)、ついに来ましたこういう「地に足のついた」日本らしいファンタジー。

ファンタジーたるもの天変地異が起り、のっけから主人公の勇者が活躍するのかと思いきや、1クール目の終わりまでひたすら地味。だけどもこのアニメは見せます。地味なことに説得力を持たせる絵の力。時々、尋常じゃない世界設定を示す背景画。産業革命が起ってない中世ヨーロッパの感じがよくわかってる!1クールのホームドラマ感が実にはまってます。主人公のルーデウスは元は引き籠もりのオッサンで、親が死んだ後で事故死して絶望の中で死んじゃったところから始まるので、新しい家族に産まれて、愛されて育つ感じが癒やされます(エロガキなのはご愛敬)。大河ドラマの少年時代編もこういうのを見習って欲しいくらい良い。でも元々引き籠もりだから、家から出られない。それを外の世界に出してくれたのが師匠のロキシー。ここから引き籠もりオッサンの人生やり直しが始まるわけです。

1クルーの中盤にはエリスの家庭教師として家を出て、それでエリスと良い感じになったら、天変地異が起って魔族の住む大陸にエリスともども飛ばされる。そこで出会ったのが超やばい奴と恐れられるスペルド族のルイジェルド。だがこのルイジェルド、実は良い奴で子供は見捨てられない。そこでルーデウスとエリスを元いた大陸に送り返してやると一緒に旅を始める。これはファンタジーぽいですね。いろいろ冒険があってルーデウスたちが大陸に戻って、ルイジェルドが2人と分かれるときは泣きました。そのあと、2クール最後、ルイジェルドが人間を助けて、自分はスペルド族だと打ち明けても、驚かず感謝される。やばい魔族という汚名をすすぎたいとも思っていたわけですから、願いが叶ったわけで、これも泣けます。最終回にいろいろ回収してきます。

エリスの故郷に帰ったら、天変地異のせいでエリスの家族はバラバラに飛ばされ、当主の祖父は打ち首、両親は飛ばされた先で戦いに巻き込まれて死んでいた。エリスは家族が欲しいとルーデウスと契りを結ぶ。でもエリスはルーデウスの元を去る。ルーデウスはエリスに捨てられたとまたも引き籠もってしまう。思い出すのは、引き籠もりになった前世のこと。もう頑張らなくなっていいじゃないか。人間そう変われるもんじゃない。だがルーデウスの母を探すロキシーは、ルーデウスはまた立ち上がれると信じている。エリスもルーデウスを捨てたわけでなく、実はルーデウスが大好き。ルーデウスが死ぬ目にあったことで、今の自分ではルーデウスを守れないと修行の旅に出たのだった。エリスが自分の手を見て、契ったときに握ったルーデウスの手は私よりもずっと小さかったのって言う。そこで修行に出ると決めたのかと、見ているこっちはジンと来ました。

引き籠もっていたルーデウスが思い出したのが母、ゼニスの一言。大好きよ。そしてルーデウスはまた立ち上がる。ゼニスを探さないと。そしてテントを出るのかと思ったら、引き籠もっていたときの家の玄関と重なる。そして家の扉を開ける。成長したな中のオッサン!これはもう号泣ですよ。

最後にクワトロ大尉みたいなシルフィーが出てきて、ルーデウスは自分が一番尊敬している人物だと言って、ご視聴ありがとうございました。

おいおい2期の告知はないのかよ!!

 

 

 

 

 

 

2021/12/07

阿佐ヶ谷姉妹ののほほん日記 木村多江と安藤玉恵に主演女優賞を挙げたいくらいの再現率

阿佐ヶ谷姉妹ののほほん日記が面白いです。

木村多江と本人を比べるとそう似てないと思うのですが、ドラマの中だとお姉さんにしか見えません。お姉さんのほのかな残念な感じが木村多江の悲壮感にシンクロしてます。占い師のお店に入るドアを間違うときの、エリコ、ミステイク~に普通に笑っちゃいました。

ミホさんの脱力系な感じも実にいいです。第5話はお姉さんの残念な感じとミホさんの脱力感がいい具合に際立っていて今までで一番面白いです。

阿佐ヶ谷姉妹が出ている番組まで再現しているのも好感がもてます。

中華屋のオバさんが痩せ始めて、店に出てこなくなった。店主のオジさんはちょっとって言うだけ。そして店はしばらく休業に。予告を見るとやぱりね…

 

 

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