岸辺露伴は動かない 第4話 ザ・ラン。これは江戸川乱歩のような面白さ。
泉京香(飯富まりえ)のチャイナドレスもなかなかですが、高橋洋馬(笠松将)の筋肉が凄い。CGじゃないのか!(ネタバレありです)
まだ売れてない俳優/モデルの高橋洋馬が事務所の社長から、体を鍛えるように言われて走るのに特化したボディデザインにのめり込んでいき、段々と狂気に落ち、筋肉が仕上がっていく。CGじゃない生々しい筋肉に恐怖を感じますね。大事なのは腸腰筋。だから坂で走り込んでいる。邪魔するものは、自転車から配達員、彼女まで排除。江戸川乱歩のような狂気を感じます。こういう輩は破滅するのがお約束。それがわかっているからさらに恐いですよ。ボルダリングルームは洋馬の脳内を見るよう。このビジュアルの説得力は日本沈没を超えてますね。
だがもっとやばいのは、岸田露伴。そういう狂気の男の心を読みたくてウズウズしていく。やばいと分かっているのに相手の徴発に乗って、どっちが先にランニングマシンで目標のスピードに先に到達するか勝負をする。それで死にそうな目に遭う。しかし狡猾な岸田露伴はヘブンズドアを使って洋馬に記憶に書き込んだ。自分が勝ったら岸辺露伴のランニングマシンに向けてリモコンの停止ボタンを押すと。洋馬はマシンから飛ばされてビルから落ちた。
洋馬はどうも六壁坂を走っていて何かに取り憑かれたらしい。そこになにが潜むのか、それを知りたくて岸田露伴は六壁坂がある山を丸ごと買ったのだった。
事が終わって、山を買うために破産した岸田露伴が笑う。
橋本洋馬がその後どうなったかはわからない。橋本洋馬だったものが、橋本洋馬でなくなったのは間違いない。恐らくあの場所で…間違いなく破産した甲斐はある。
面白い漫画のためなら何でもする岸田露伴も漫画に取り憑かれてます。洋馬も相当やばいですが、岸辺露伴も同じくらいやばいです。第6話の六壁坂につながるんでしょう。
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