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2022/06/06

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島が黒歴史から劇場版へ昇華。これは成仏と言っても過言ではない。

スターウォーズのストームトルーパーみたいなザクがでてきたり、ガンダムのリアルロボットな世界観をぶち壊し、劇場版ではまったく触れられていない第15話ククルス・ドアンの島。テレビ版のド直球な戦争反対の切り口が苦手で、面白いとは思いませんでした。それを認めたら戦争ロボットアニメ全否定です。ですが劇場版はかなり面白い仕上がりになってました。安彦良和だから描けたガンダムと言えるかも。大きな戦争の流れにククルス・ドアンの島を組み込めてます。

以下、ネタバレありです。

観ながら思った感想は、

未来少年コナンの再来。

ククルス・ドアンの島で農業を始めるところとか、最後に世界を滅ぼす兵器が出てくるあたり、これは未来少年コナンです。清々しいと宣伝してましたが、ククルス・ドアンの島の子供たちはコナンの逞しさがあるんです。オリジナルのストーリーだと子供たち悲惨な避難民みたいな感じですが、ドアンを中心に荒れ野の中で新しい生活を築こうとしている。戦争中ですが、戦後復興をしている。だから話が悲惨じゃない。


それは当然ながら、ドアンはヒートホーク一本でジムやら高機動ザクやらバタバタと倒しまくる無双の強さで守られているからです。モビルスーツの動きは実によいです。途中のガンダムとシャアザクは手書きですが、あとはCG。CGの技術がグイグイ上がってます。ドムのように地上を滑走する高機動ザク最高です!カイとハヤトが登場するガンキャノンにはガンダムみたいに顎がついてます!オリジンのルウム戦から続くリアルな軍事描写が安彦ガンダムにははまってます。ガンペリーにB29みたいな砲座がついているのも良いです。

ガンダムがザクをバルカンで撃ったら映像として映えます。アムロがバルカン砲を牽制射として敵モビルスーツの動きを封じるのが大好物です。モビルスーツ戦が良いので5億円くらい興行収入増には寄与していると思います。

ククルス・ドアンの島は「子どもを守る」というのが大きなテーマとしてあるように思います。ドアンが残置諜者(太平洋戦争でいえば小野田少尉)でありながら、戦災孤児を守り、実はジオンの核による大都市への同時核攻撃を阻止しようとしていた(負けそうになったらは核ってジオンの発想はプーチンみたい)。これはオリジナルのテレビ版と同じ方向性だと思います。ただこの劇場版ではアムロも実は同じように子どもを守ろうとしていたんだと気づかされました。アムロを見捨ててベルファストに向かうという命令をホワイトベースが受けますが、カツ、レツ、キッカが猛反対してトイレに篭城、命令違反でカイやハヤトたちがアムロ救出作戦に向かうときに一緒にガンペリーに乗っていく。ホワイトべースは戦闘艦だけど、子供がいる家族なんだなと改めて気づかされました。これはめりぐりあい宇宙の最後の最後の感動のシーンにまでつながります。ドアンもアムロも所属は違えど立ち位置は一緒。こういう人間の書き方も未来少年コナンぽいです。それがククルス・ドアンの島には合ってます。これは観て良かったと思です。

ガンダムは苦い珈琲みたいなサンダーボルトから、少年が戦士になるオリジナルガンダムみたいなもの、そしてこのククルス・ドアンの島。懐の深さが凄い。オリジナル三部作の隙間を描いたククルス・ドアンの島ですが、他のエピソードも続けるといいと思います。

 

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