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2022/01/02

浅草キッドはALWAYS三丁目の夕陽くらいの名作

なにがいいかといえば、昭和の人情。ビートたけしもいいけど、師匠の深見千三郎がまたねえいいんですよ。劇団ひとりはいいもの作りました。


柳楽優弥は特殊メイクをしてもしなくてもビートたけし。似てるけどものまね芸じゃない。人間たけしという感じがなんとも言えません。それでたけしの師匠、深見千三郎の大泉洋も凄くいい(生粋の江戸っ子かと思ったら実は北海道出身というのも大泉洋と同じ)。あと忘れちゃいけないビートきよし役のナイツ土田。俳優でなく、演技ができる漫才師をチョイスしたおかげで演技じゃない感じがします。俳優同士だと見ている側が演じてるなと思ってしまいますが、漫才師だとそれがない。大事なリアリティーだと思います。なにせ一人の若者が一人前の芸人なる話ですから。

あと踊り子の千春を演じる門脇麦も良いし、鈴木奈穂子もはまってます。すべての配役がかちっとはまってるドラマや映画はそうはないですが、これははまってます。

(以下ネタバレ)

ゴッドタンの劇団ひとりのキス我慢とかの泣かせるに来る話の集大成といっても過言じゃないです。泣かせるのはたけしというより師匠の深見。

大学をやめたしょうもないヘタレの若者のたけしがとりあえず芸人になりたくてコント芸人の深見が座長を務めるストリップ劇場フランス座に転がりみ、エレベーターボーイとか雑用係をやりながら、弟子にしてくれと深見に頼む。芸事もできないのに弟子にできるか馬鹿野郎って言う。この深見の馬鹿野郎が絶妙。台詞というよりリズム。弟子にしないと行ったのに、エレベーターに乗ったら、たけしに自分のタップを見せる。こういうのかっこいいです。舞台に出られなくなった弟子の代わりにたけしが急遽呼ばれて、女役と言うことで意気込んで変な化粧すると深見に怒られる。「他のところはしらねえ、でも俺のところでやりたいなら、笑われるんじゃねえぞ。笑わせるんだよ」粋ですねえ。

舞台上で右も左もわからずにオロオロするたけしを深見がうまくカバーして笑いに持ってく、それでたけしが変な芝居をして、ひとりの客がそれを笑うと、深見が注意する。「下手な拍手してくれるな、こんな下手な芝居で拍手したら、こいつがダメになっちまう」。その客が偉そうに何ってるんだ、なんなんだよお前と吐き吸てると、「芸人だよ、馬鹿野郎」

これはたけしも一生ついていこうと思いますよ。それから深見はたけしに笑いの一から十まで教える。でも時代はコントでなく漫才の時代。フランス座には人が入らなくなっていく。でも深見はテレビに出たくないし、ただ話してるだけの漫才も嫌い。時代に取り残されていく。コントの準備に励むたけしは踊り子さんにこの劇場にはあんたの笑いじゃなく、私たちの裸を見に来てると言われてしまう。思い詰めたたけしはきよしの誘いに乗ってフランス座をやめて漫才をすることに。結果、たけしは破門される。「笑わしてくれるじゃねえか、タケ。いつからそんな面白いこと言えるようになったんだよ」と深見が言うと、たけしが「師匠に鍛えてもらったんで」と返す。

まだ映画の中盤なのに泣けます。タイタニックが一回沈みましたね。

最初は受けなかったけども、毒舌漫才をはじめて人気が出始める。テレビの人に構わず好き放題やったら人気爆発、そして日本放送演芸大賞優勝。そこでもらった金一封をもってたけしは浅草の深見へところ行く。深見は芸人もフランス座をやめ、奧さんも死んじゃって、独り冷や酒飲んでいた。何しに来たんだよこの野郎と深見。たけしは深見にその金一封を渡す。やりましたよ師匠ってことですね。小遣いですよとたけしが笑うと、おちょくってんのか馬鹿野郎と深見。たけしは黙ってしまう。沈黙。そうしたら深見が金一封を取って中を数える。プライドはあるんでしょうけど、弟子の気遣いは無視しない。いい師匠です。数えてんじゃねえとたけしが笑う。二人は芸で会話するんですね。

たけしが師匠と一緒になじみだった居酒屋に行って、深見をネタに常連客を笑わせる。そして深見が店を出ようと席を立ったら、さっとハイヒールを出す。また泣かされたましたね。これは最初に深見がたけしを飲みに連れて行ったときに、席を立ったら師匠には履いてきた靴じゃなく、違う客のハイヒールを出すんだよと教えたアレじゃないですか。普段、ボケねえ野郎が舞台でぼけれるわけねえんだからよ、芸人だったらいつでもボケろ。師匠のリアクションに一同大爆笑。これは師匠には金一封よりも嬉しいはず。

深見が金一封から万札出してこれでこれで帰りなとたけしに渡す。たけしもこれは自分が渡した金でしょとつかさず拾う。深見がそれ、あまったら釣り返しに来いよって言う。良いですねえ。実に良い。

それで深見に気分良く家に帰って、たけしがやったよと死んだ奧さんの墓前に報告して深酒し、たけしがまた一緒にコントやりましょうなんていうからさ、これはウケるぞって。それは言ったらアカンやつですよと思っていたら、タバコに火を付けたまま寝てしまう。火事になって深見が亡くなる。大号泣。タイタニック10回沈んだくらい泣きます。

動画を確認しながら書いていたらまた泣けてきました。

最後のシーン、浅草のフランス座はビートたけしにとって心が還る場所なんだなと。そういうのがあるのはいいです。

2021/12/29

岸辺露伴は動かない 第6話 六壁坂 一番幸せな時は

これはアニメ版も見ていたのですが、実写化はこうするのが正解なんだと感心しました。おどろおどろしい感じがまあ凄い。

第4話から6話まで一連の話につなげたのも実に良い。六壁坂の「境目」から出てきた人にあらざる「何か」に奥行きと厚みがでます。

大郷楠宝子(内田理央)の過去をヘブンズ・ドアーで覗いて、岸田露伴は彼女の秘密と六壁坂の正体を知る。

許嫁がいる大郷楠宝子(内田理央)は密かに付き合っていた庭師の郡平を誤って殺してしまった。しかし死んだはずの郡平から血が出てきて止まらない。楠宝子が動揺して血を必死に拭おうとするシーンが一番の見せ場なのですが、ここはずっと白黒。血を見せないという配慮かもしれないですが、影がついて怖さ倍増。アニメ版は普通の家ですが、これは古い屋敷。それがまた良いです。


郡平はミイラみたいになるけど、水がかかると復活する。干からびていた郡平の顔が元通りになる。郡平の顔が好きと楠宝子が口づけする。これにはぞわっとしますよ。楠宝子は郡平を屋根裏に隠して、毎日、郡平から出てきた血を捨て、一杯の水を与える。それが楠宝子の最大の楽しみ。岸田露伴の言葉を借りれば、郡平は今も大郷家の天井裏で「死に続けている」。なんちゅう話ですか。

楠宝子と郡平のことを知った岸田露伴は六壁坂にある大郷邸へ向かう。ただ死んでいるだけの目的はなんなのか。その途中で少女に遭う。少女は岸田露伴のファンだという。この少女がこけて頭に石がぶつかって郡平みたいにミイラになって死ぬ。岸田露伴が叫ぶ、「これじゃあ俺が殺したみたいじゃないか!」おいおい楠宝子と郡平の子供かよ!死に続けているのに、子供は作れるのか!

タブーすぎて誰も口にするのも憚られ、その危険性が忘れられた六壁坂に大郷家が邸宅を建てたために、異形の者たちが出てきてしまった。パンドラの箱を開けてしまったのですね。

これじゃ楠宝子みたいに取り憑かれると、岸田露伴は娘のヘブンズ・ドアーを開いて岸田露伴を知らないし、見ることもないと書き込んでピンチを脱する。岸田露伴は思い出した。櫂という泉京花が山の面白い話を聞いていた少年も実は楠宝子の息子。京花も取り憑かれてしまうと思った岸田露伴は山を駆け下りる。

「人に寄生して何の苦労もなく子孫を残す、それだけの存在。その生き物の幸福の絶頂は誰かの前で死ぬとき。」

でも京花は取り憑かれなかった。安堵した岸田露伴が取り憑くのは誰でも良いわけじゃないというのは笑いました。

真実を知っても、岸田露伴は動かない。六壁坂の妖怪を放っておく。

「僕は学者じゃなく、ジャーナリストでもない。漫画家だからな」。己の興味のみで動く、正義の味方じゃないスタンス大好物です。

ファンタジーなのに日本沈没よりもリアリティーがあります。

今回のシリーズも実に良かった。来年も見たいです。

2021/12/28

岸辺露伴は動かない  第5話 背中の正面 市川猿之助がただただ凄い

第4話のザ・ランもなかなかですが、第5話も見応えがあります。今回のソレはヒトの背中に取り憑く。もしその背中を別の誰かに見られると、その瀬背中を見た誰かに今度は取り憑く。想像上の超自然的な存在が目の前に現れる。これが市川猿之助。歌舞伎役者の面目躍如。

最初、市川猿之助は岸田露伴が買った六壁坂を含めた山を買い取るために岸田露伴のもとを訪れたディベロッパーの営業、乙雅三。なぜか背中を見せない。その動きが軟体動物のようでもに凄くジョジョっぽい。それは「タブーを超えた先にネタがある」と自ら危険に足を突っ込む岸田露伴でなくても、背中がどうなっているか知りたくなります。


岸田露伴はあの手この手で乙の背中を見ようとし、最後に鏡を使って覗くことに成功。剥がれるといって乙は気絶する。すると今度はソレが岸田露伴に取り憑いた。ソレはとにかく六壁坂を返せと岸田露伴にしつこく迫る。岸田露伴は漫画作業を邪魔される。でも締め切りは守る。流石です。それで岸田露伴は乙を六壁坂に持っていくと、ソレに言う。だが本当は違った。

通りゃんせが聞こえたときに振り返ると神隠しにあうと言われる平坂までくると、そこには泉京花がいた。岸辺露伴が呼んでいた。そして岸田露伴は京花に自分の背中を見ろと言う。京花が岸田露伴の背中を見る。やっぱりお前もヒトに押し付けるかと笑って後(京花のほう)を振り返る。するとソレに向かって手が伸びてくる。岸田露伴に取り憑いていたソレは平坂で後を振り向いてしまった。すべて岸田露伴の計画通り。岸田露伴の背中に乗っていたそれは、黄泉から伸びてきた手に連れて行かれる。ソレが自らヘブンズ・ドアーを開いたのか。お前だって連れて行かれるぞとソレが叫ぶ。岸田露伴がせせら笑う。

余裕たっぷりの奴が慌てるのは面白い。顔を見られないのが残念だよ!

幽霊を神隠しにあわせるとか、発想が狂ってます(褒め言葉)。

千と千尋の神隠しより、岸田露伴の神隠しの方が面白いです。


 

 

 

2021/12/27

岸辺露伴は動かない 第4話 ザ・ラン。これは江戸川乱歩のような面白さ。

泉京香(飯富まりえ)のチャイナドレスもなかなかですが、高橋洋馬(笠松将)の筋肉が凄い。CGじゃないのか!(ネタバレありです)

まだ売れてない俳優/モデルの高橋洋馬が事務所の社長から、体を鍛えるように言われて走るのに特化したボディデザインにのめり込んでいき、段々と狂気に落ち、筋肉が仕上がっていく。CGじゃない生々しい筋肉に恐怖を感じますね。大事なのは腸腰筋。だから坂で走り込んでいる。邪魔するものは、自転車から配達員、彼女まで排除。江戸川乱歩のような狂気を感じます。こういう輩は破滅するのがお約束。それがわかっているからさらに恐いですよ。ボルダリングルームは洋馬の脳内を見るよう。このビジュアルの説得力は日本沈没を超えてますね。


だがもっとやばいのは、岸田露伴。そういう狂気の男の心を読みたくてウズウズしていく。やばいと分かっているのに相手の徴発に乗って、どっちが先にランニングマシンで目標のスピードに先に到達するか勝負をする。それで死にそうな目に遭う。しかし狡猾な岸田露伴はヘブンズドアを使って洋馬に記憶に書き込んだ。自分が勝ったら岸辺露伴のランニングマシンに向けてリモコンの停止ボタンを押すと。洋馬はマシンから飛ばされてビルから落ちた。

洋馬はどうも六壁坂を走っていて何かに取り憑かれたらしい。そこになにが潜むのか、それを知りたくて岸田露伴は六壁坂がある山を丸ごと買ったのだった。

事が終わって、山を買うために破産した岸田露伴が笑う。

橋本洋馬がその後どうなったかはわからない。橋本洋馬だったものが、橋本洋馬でなくなったのは間違いない。恐らくあの場所で…間違いなく破産した甲斐はある。

面白い漫画のためなら何でもする岸田露伴も漫画に取り憑かれてます。洋馬も相当やばいですが、岸辺露伴も同じくらいやばいです。第6話の六壁坂につながるんでしょう。

2021/12/07

阿佐ヶ谷姉妹ののほほん日記 木村多江と安藤玉恵に主演女優賞を挙げたいくらいの再現率

阿佐ヶ谷姉妹ののほほん日記が面白いです。

木村多江と本人を比べるとそう似てないと思うのですが、ドラマの中だとお姉さんにしか見えません。お姉さんのほのかな残念な感じが木村多江の悲壮感にシンクロしてます。占い師のお店に入るドアを間違うときの、エリコ、ミステイク~に普通に笑っちゃいました。

ミホさんの脱力系な感じも実にいいです。第5話はお姉さんの残念な感じとミホさんの脱力感がいい具合に際立っていて今までで一番面白いです。

阿佐ヶ谷姉妹が出ている番組まで再現しているのも好感がもてます。

中華屋のオバさんが痩せ始めて、店に出てこなくなった。店主のオジさんはちょっとって言うだけ。そして店はしばらく休業に。予告を見るとやぱりね…

 

 

2021/11/12

歴史探偵「ハードボイルド!」応仁の乱という世紀末伝説

NHKの歴史探偵「ハードボイルド!」応仁の乱。ハードボイルドを超えて北斗の拳のような修羅の世界でした。実に分かりやすい!

足軽という民兵の登場が応仁の乱を長引かせ、京都を破壊し、戦国の世を作ったと言っても過言でじゃない。槍の登場によって戦闘は一変、それまで剣術に励まないと戦闘員になれなかったのに、槍を持ったら3分で戦えます。それは足軽増えますな。まるでテレビのエキストラみたいです。

足軽っていう着眼点から見ると、応仁の乱最中の京都はもはや北斗の拳。足軽は手当をもらってない代わりに、略奪を許されているという、こんなの民間軍事会社も真っ青な集団です。タダで雇える戦力なんですから、戦いも長引くし拡大しますわな。京都が荒らされる→職にあぶれる人が増える→足軽志望者が増えるという無限ループ。(実は気候が悪くてふさくだったからとという可能性もあります)

その足軽を集めてたのが足軽大将。最初は北斗の拳の悪党どもの首領みたいな存在だったのですね。歴史探偵で紹介していたのが、骨皮道賢。こういうやばい人(逆を言えば大活躍)、大好物です。

こういう北斗の拳みたいな応仁の乱、マンガとかにならんですかね。

 

2021/11/07

ねほりんぱほりんで香港のデモに参加していた香港人学生が登場

香港のデモに参加していた人っていうエッジのきいたテーマです。人形でやる意味が大いにあります。

デモの話もなかなか興味深く、中国人かそのシンパと思われる人たちがデモ隊を襲うという、共産中国恐るべしです。

ねほりんぱほりんはそこらのメディアと切り口がが違う。そこがいい。

デモ隊参加者のお父さんは中国出身だそうでシャワーを浴びるときに共産党の歌を歌っちゃう(日本だと、貴様と俺とは~って軍歌歌っちゃう戦前生まれのお父さん?)。だけど息子がデモに参加していると知ったら、一緒にデモに参加して、これからの時代は若者が決めるんだって言うのが、泣けてきましたよ。

デモができなくなって民主化も回復できないデモ参加者が選んだのが日本。理由はアイドル。欅坂46。推しは長濱ねると平手友梨奈。歌ってましたよ。暗くなりすぎてなくてほんとにいい。逆に希望を感じます。

 

2021/11/06

ブラタモリ「江戸の水〜江戸の水が東京を潤す?〜」

江戸が人口100万の大都市になったのは水運と水道を整備したからで、今回のブラタモリはそれを探る。最近のブラタモリは歴史と地形に回帰してよい感じです。なにが凄いって平地の地下に上水道を通し、ポンプのないのに水を行き届かせたシステムですよ。その肝が中継ポイントとしておかれた枡。枡と枡の間をつなぐパイプ(木樋)を枡に入ってくる側は低く、枡から出て行く側を高い位置にすることで、擬似的に高低差をつけ、枡に溜まった水が平地でも流れるようにしたわけです。

江戸の上水道整備には多摩川兄弟だけでなく、大久保主水、伊奈忠次・忠治親子も重要ですが、そこは「家康、江戸を建てる」を読むと面白いです。

 

 

2021/03/18

冷えたアイスコーヒーと背筋も凍るウォーキングデッド10第18話のガブリエル神父

春になって良いことはアイスコーヒーが飲めること‼️冷え性なので冬の間は冷たいものは飲めません‼️

進撃の巨人の放送が和歌山県の地震で中断‼️本気で巨人の地ならしの力じゃないですか‼️

ウォーキングデッド10の第18話、アーロンとガブリエル神父がメインの外伝。ゲストのロバート・パトリックが良い。狂った世界で神父は説法しても通じないとか、闇落ちが凄いウォーキングデッドらしい話でした。

竹花 秀春さんの投稿 2021年3月15日月曜日

美味しい桃ゼリーと青天を衝けからのおしい刑事の帰還

父親の大和証券のポイントで貰った桃ゼリーがまるで桃。これは良いものでした。

 

晴天を衝けで描かれる、鎖国をやめたせいでコレラが流行ったというのはあながち間違いじゃなく、当時の天皇が攘夷の詔を出したのも異国を排除すればコロナもなくなるという考...

竹花 秀春さんの投稿 2021年3月14日日曜日

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